ペナン沖海戦/Battle off Penang
ペナン沖海戦は、マレー半島北西岸、マラッカ海峡内に位置するペナン島沖で起きた、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)においての最後の水上戦闘である。
ペナン沖海戦は、マレー半島北西岸、マラッカ海峡内に位置するペナン島沖で起きた、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)においての最後の水上戦闘である。
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《大日本帝国海軍:連合艦隊》 [第十方面艦隊] ◇第五戦隊 ・重巡洋艦『羽黒』 ・第1駆逐隊:駆逐艦『神風』
《イギリス王立海軍:東洋艦隊》 ◇第61部隊 ・第26駆逐隊:駆逐艦『ソマレズ』『ヴェルラム』『ヴィジラント』『ヴィーナス』『ヴィラーゴ』
5月16日、一部の武装を撤去した状態で輸送任務を行っていた日本海軍艦艇をイギリス海軍がレーダーで捕捉。2時10分、重巡洋艦『羽黒』もレーダーでイギリス海軍駆逐艦を発見し離脱を図るが、スクリューシャフトが損傷したままの状態の『羽黒』は速力を出せず、そのままペナン沖海戦へ突入するかたちとなった。 『羽黒』の艦上には輸送していた大量の物資があり、それを積載するために魚雷はすべて下ろしていた。またこれまでの激戦により2番主砲塔は破壊されたままで、他の砲塔も照準はスクリューシャフトの振動で支障をきたしていた。砲撃を行うも命中弾はなく、イギリス艦艇から魚雷を受けた『羽黒』は大破。 駆逐艦『神風』は煙幕を展開し、羽黒の周囲を旋回しつつ応戦するが2時50分、やむなく離脱。満身創痍の『羽黒』は5隻のイギリス艦艇による集中攻撃のなか、約1時間に及ぶ死闘の末に沈没した。 この後舞い戻った『神風』の救助作業により生還した元良勇(羽黒通信長)の話によれば、月の明るい夜だったという。
日本海軍>> 【沈没】:『羽黒』 イギリス海軍>> 被害なし