第二次ソロモン海戦(東部ソロモン海戦)/Battle of the Eastern Solomons
ウォッチタワー作戦を発動したアメリカ軍はガダルカナル島を確保し、さらにヘンダーソン飛行場基地を設営。日本軍への反撃を始める。ガダルカナル島を奪回すべく、大日本帝国海軍が連合艦隊:第二艦隊・第三艦隊を差し向けたことで第二次ソロモン海戦が生起した。別名「東部ソロモン海戦」。
ウォッチタワー作戦を発動したアメリカ軍はガダルカナル島を確保し、さらにヘンダーソン飛行場基地を設営。日本軍への反撃を始める。ガダルカナル島を奪回すべく、大日本帝国海軍が連合艦隊:第二艦隊・第三艦隊を差し向けたことで第二次ソロモン海戦が生起した。別名「東部ソロモン海戦」。
【日本海軍】 ■指揮官 「南雲忠一中将」「近藤信竹中将」「田中頼三少将」 ▼空母:3隻 『翔鶴』『瑞鶴』『龍驤』 ▼戦艦:3隻 『陸奥』『比叡』『霧島』 ▼重巡洋艦:9隻 『熊野』『鈴谷』『筑摩』『利根』『愛宕』『摩耶』『高雄』『妙高』『羽黒』 ▼軽巡洋艦:3隻 『長良』『由良』『神通』 ▼駆逐艦:23隻 『風雲』『夕雲』『巻雲』『秋雲』『野分』『舞風』『涼風』『江風』『初風』『秋風』『海風』『陽炎』『磯風』『夕凪』『弥生』『卯月』『望月』『時津風』『天津風』『浦波』『敷波』『綾波』『睦月』 ▼水上機母艦:1隻 『千歳』 VS 【アメリカ海軍】 ■指揮官 「F・J・フレッチャー中将」 ▼空母:3隻 『サラトガ』『ワスプ』『エンタープライズ』 ▼戦艦:1隻 『ノースカロライナ』 ▼重巡洋艦:6隻 『ミネアポリス』『ニューオリンズ』『ポートランド』『サンフランシスコ』『サンフアン』『ソルトレイクシティ』 ▼軽巡洋艦:1隻 『アトランタ』 ▼駆逐艦:18隻 『フェルプス』『ファラガット』『ウォーデン』『マクドナー』『デール』『バルチ』『モーリー』『エレット』『ベンハム』『グレイソン』『モンセン』『ファーレンホルト』『アーロン』『ブキャナン』『ラング』『スタック』『スタレット』『セルフリッジ』
第二次ソロモン海戦初日となる24日2時00分、日本海軍連合艦隊は、第三艦隊から空母『龍驤』、重巡洋艦『利根』、駆逐艦『時津風』『天津風』を分派させガダルカナル島ヘンダーソン飛行場基地への攻撃に向かわせた。原忠一少将率いるこの小隊を囮に、近海に潜むアメリカ海軍空母機動部隊を誘い出し、主力艦隊で撃滅せしめるという作戦だった。また、翌日に陸軍部隊が上陸する手筈であったため、その前にヘンダーソン飛行場基地にダメージを与えるためでもある。 7時05分、アメリカ軍航空機が『龍驤』を発見。10時20分に『龍驤』からガダルカナル攻撃隊が出撃しヘンダーソン飛行場基地を爆撃したが、その頃、アメリカ艦隊空母『サラトガ』からは『龍驤』へ向けて38機からなる攻撃隊が発進した。この時、アメリカ艦隊はまだ日本軍の主力艦隊の存在には気付いておらず、原忠一少将の小隊がまさに囮のようになっていた。 12時00分頃、重巡洋艦『筑摩』の偵察機がアメリカ艦隊を発見。約1時間後、第三艦隊空母『翔鶴』は、アメリカ艦隊を叩くため第一次攻撃隊47機を発進させた。 13時50分、アメリカ艦隊が日本軍の主力である第三艦隊を発見したのと同時に、『龍驤』にアメリカ軍攻撃隊が到達した。零戦が迎え撃つも攻撃は止まらず、次々に爆弾や魚雷が命中。艦橋が吹き飛び大火災が発生した『龍驤』は航行不能となり、後に駆逐艦により自沈処分された。 14時00分、空母『瑞鶴』より36機編成の第二次攻撃隊が出撃。14時28分に第一次攻撃隊がアメリカ艦隊空母『エンタープライズ』上空に到達し爆撃を開始、爆弾を3発命中させたが、撃沈には至らなかった。また、その頃、日本軍第二艦隊も航空機による攻撃を受け、水上機母艦『千歳』が損傷した。その後、第二次攻撃隊はアメリカ艦隊を発見できずにそのまま帰投することとなった。 夜間から翌日未明にかけては、第二艦隊駆逐艦『睦月』『弥生』『江風』『陽炎』『磯風』によるガダルカナル島への艦砲射撃が行われたが、特に戦果はあげられず。8月25日午前、ヘンダーソン飛行場基地から飛来した「SBDドーントレス急降下爆撃機」の反撃を受け、『睦月』が沈没、『神通』が中破となった。またこの際、輸送船も撃沈されガダルカナル島への上陸が断念された。 まずシナリオ通りには進まないのが戦争である。6隻目の空母損失となった第二次ソロモン海戦は、大日本帝国海軍連合艦隊にとって大きな痛手となった。
日本海軍>> 【沈没】:『龍驤』『睦月』 【中破】:『神通』『千歳』 アメリカ海軍>> 【中破】:『エンタープライズ』