大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『風雲』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『風雲/かざぐも』は、夕雲型駆逐艦の3番艦。艦名の風雲は、"強風が吹く前兆とされる雲"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、数々の作戦や海戦に参加した。1944年6月8日、ダバオ湾にて、アメリカ海軍潜水艦『ヘイク』の雷撃を受け沈没。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『風雲/かざぐも』は、夕雲型駆逐艦の3番艦。艦名の風雲は、"強風が吹く前兆とされる雲"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、数々の作戦や海戦に参加した。1944年6月8日、ダバオ湾にて、アメリカ海軍潜水艦『ヘイク』の雷撃を受け沈没。
駆逐艦風雲は1940年12月23日に浦賀船渠にて起工、1942年3月28日に竣工した。日本海軍の艦隊決戦型駆逐艦の集大成である夕雲型は、甲型駆逐艦とも呼ばれていた。 主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、最大仰角75度で高角射撃も可能なほか、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmD型連装砲を採用した。また、主砲での対空射撃に必要な二式距離苗頭盤も装備した。水雷兵装は九二式61cm2型4連装水上発射管を装備。竣工時より九三式魚雷(酸素魚雷)を搭載した。 戦争中期以降、風雲は対水上レーダーを装備したほか、詳細は不明だが対空機銃を増備したとされる。 ■全長:119.3m ■全幅:10.8m ■乗員:225名 ■排水量:2,772t ■巡航能力 □速力:35.0kt □航続距離:9,260km(18kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmD型連装砲:3基 □九六式25mm連装機銃:2基 □九二式61cm2型4連装水上発射管:2基 □九三式1型改Ⅱ魚雷:16本 □九四式爆雷投射機:1基 □九五式改Ⅰ爆雷:36個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 ■ソナー □九三式3型水中探信儀 □九三式水中聴音機
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