大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『有明』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『有明/ありあけ』は、初春型駆逐艦の5番艦。ただし改良が加えられているため有明型駆逐艦(改初春型)とも呼ばれた。艦名の有明は、月が空に残りながら夜が明けることを意味し、海上自衛隊ありあけ型護衛艦『ありあけ』にも継承された。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に鼠輸送(東京急行)などの輸送作戦に従事した。1943年7月28日、ツルブ沖にて空襲を受け沈没。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『有明/ありあけ』は、初春型駆逐艦の5番艦。ただし改良が加えられているため有明型駆逐艦(改初春型)とも呼ばれた。艦名の有明は、月が空に残りながら夜が明けることを意味し、海上自衛隊ありあけ型護衛艦『ありあけ』にも継承された。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に鼠輸送(東京急行)などの輸送作戦に従事した。1943年7月28日、ツルブ沖にて空襲を受け沈没。
駆逐艦有明は1933年1月14日に神戸川崎造船所にて起工、1935年3月25日に竣工した。建造途中に船体改良工事が行われ、一時的に有明型駆逐艦に類別されていた。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmC型平射砲を採用、単装砲はA型改Ⅰを装備した。 魚雷発射管は九〇式61cm2型水上発射管を装備、魚雷は八年式を搭載していたが、開戦直前に九三式(酸素魚雷)に更新された。また、初春型は日本海軍駆逐艦として初めて次発装填装置を装備、有明も魚雷の自動装填が可能であった。 ■全長:109.5m ■全幅:10.0m ■乗員:205名 ■排水量:1,680t ■巡航能力 □速力:35.0kt □航続距離:7,408km(14kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmC型連装砲:2基 □50口径三年式12.7cmA型改Ⅰ単装砲:1門 □九六式25mm連装機銃 □九〇式61cm2型3連装水上発射管:3基 □九三式魚雷:12本
『有明』が参加した海戦 | |
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