駆逐艦【冬月/Fuyutsuki】竣工:1944年5月25日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『冬月』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【冬月/Fuyutsuki】

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『冬月/ふゆつき』は、秋月型駆逐艦の8番艦。艦名の冬月は、冬の夜の月を意味し、海上自衛隊あきづき型護衛艦(2代)の4番艦『ふゆづき』にも受け継がれた。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に海上護衛や輸送任務に従事、坊ノ岬沖海戦にも参加した。最後は、防空砲台として終戦を迎えた。

日本海軍:駆逐艦『冬月』の性能

駆逐艦冬月は1943年5月8日に舞鶴海軍工廠にて起工、1944年5月25日に竣工した。秋月型は日本海軍唯一の防空駆逐艦の艦級であり、乙型駆逐艦とも呼ばれていた。 主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、砲身が長く高初速・長射程の65口径九八式10cmA型連装高角砲を採用し、九四式高射装置と組み合わせて使用された。魚雷兵装は搭載しない計画であったが改められ、九二式61cm4型4連装水上発射管を装備し九三式魚雷(酸素魚雷)を搭載した。 冬月は艦橋内に電探室を設け大型対空レーダーである21号電探を竣工時から装備していたほか、戦争中期以降に13号電探も装備し、対空機銃も大幅に増強したことで防空駆逐艦としてさらに対空戦闘能力が向上した。 ■全長:134.2m ■全幅:11.6m ■乗員:343名 ■排水量:3,888t ■巡航能力 □速力:33.0kt □航続距離:14,816km(18kt) ■戦時最終兵装 □65口径九八式10cmA型連装高角砲:4基 □九六式25mm3連装機銃:5基 □九六式25mm単装機銃:12挺 □九二式61cm4型4連装水上発射管:1基 □九三式魚雷:8本 □九四式爆雷投射機:2基 □九五式爆雷:72個 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型:1基 □三式1号電波探信儀3型:2基 ■ソナー □九三式3型水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基

駆逐艦『冬月』が参加した海戦
呉軍港空襲 全艦対空戦闘用意!日本海軍最後の戦い
坊ノ岬沖海戦 天一号作戦発動!戦艦『大和』最後の水上特攻

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