駆逐艦【時雨/Shigure】竣工:1936年9月7日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『時雨』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【時雨/Shigure】

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『時雨/しぐれ』は、白露型駆逐艦の2番艦。艦名の時雨は、"一時的に降ったり止んだりする雨"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、多数の海戦を闘い抜いた歴戦の駆逐艦となり、"呉の雪風、佐世保の時雨"と称された。1945年1月24日、アメリカ海軍潜水艦『ブラックフィン』の雷撃を受け沈没。

日本海軍:駆逐艦『時雨』の性能

駆逐艦時雨は1933年12月9日に浦賀船渠にて起工、1936年9月7日に竣工した。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmC型平射砲を採用した。 水雷兵装は、白露型は日本海軍駆逐艦として初めて4連装水上発射管を装備した。魚雷は九〇式を搭載していたが、開戦直前に九三式(酸素魚雷)に更新された。また、発射管への情報伝達において、伝声管ではなく電話が使われるようになったとされる。 戦争中期以降、時雨は対水上・対空警戒レーダーを装備したほか、対空機銃を増強し索敵能力や対空戦闘能力が向上した。 ■全長:111.0m ■全幅:9.9m ■乗員:222名 ■排水量:1,685t ■巡航能力 □速力:34.0kt □航続距離:7,408km(14kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmC型連装砲:2基 □九六式25mm3連装機銃:3基 □九六式25mm連装機銃:1基 □九六式25mm単装機銃:15挺 □九二式61cm2型4連装水上発射管:2基 □九三式1型改Ⅱ魚雷:14本 □九四式爆雷投射機:2基 □九五式爆雷:18個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型:1基 □三式1号電波探信儀3型:1基 ■ソナー □九三式水中探信儀 □九三式水中聴音機

『時雨』が参加した海戦
珊瑚海海戦 人類史上初!空母同士の熾烈な艦隊決戦!
ミッドウェー海戦 太平洋戦争の勝敗を決定づけた海戦!
第三次ソロモン海戦 船の墓場と化すソロモン
ベラ湾夜戦 切れ者のアメリカ海軍中佐が仕掛けた奇襲!
第一次ベララベラ海戦 ベララベラ島をめぐり勃発した海戦!
第二次ベララベラ海戦 この海戦に懸けられた同胞たちの命
ブーゲンビル島沖海戦 ろ号作戦で展開されたカオスな艦隊戦!
マリアナ沖海戦 迫る絶望…それでも戦い続ける
レイテ沖海戦 全艦出撃!さらば連合艦隊

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