大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『汐風』
大日本帝国海軍連合艦隊の一等駆逐艦『汐風/しおかぜ』は、峯風型駆逐艦の8番艦。艦名の汐風は、海の近くで吹く塩気を含んだ風を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では船団護衛に従事し、終戦後は復員輸送で活躍した。『汐風』の船体は福島県小名浜港の防波堤として埋設され、現在でも見ることができる。
大日本帝国海軍連合艦隊の一等駆逐艦『汐風/しおかぜ』は、峯風型駆逐艦の8番艦。艦名の汐風は、海の近くで吹く塩気を含んだ風を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では船団護衛に従事し、終戦後は復員輸送で活躍した。『汐風』の船体は福島県小名浜港の防波堤として埋設され、現在でも見ることができる。
駆逐艦汐風は1920年5月15日に舞鶴海軍工廠にて起工、1921年7月29日に竣工した。主機はパーソンズ式オールギアードタービン2基を搭載。主砲は日露戦争時の主力艦載速射砲を改良した45口径三年式12cm砲を採用した。 1945年、汐風は回天搭載艦へと改造された。このとき、魚雷・機雷兵装は撤去され対空機銃が増強されたほか、対水上・対空レーダーを装備した。また、艦後部にスロープを設け回天4基を搭載したとされる。 ■全長:102.6m ■全幅:8.92m ■乗員:154名 ■排水量:1,345t ■巡航能力 □速力:39.0kt □航続距離:6,667km(14kt) ■戦時最終兵装 □45口径三年式12cm単装砲:1門 □九六式25mm連装機銃:6基 □九三式13mm単装機銃:8挺 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 ■搭載艇 □回天:4基