駆逐艦【槇/Maki】竣工:1944年8月10日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『槇』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【槇/Maki】

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『槇/まき』は、松型駆逐艦の8番艦。艦名のは、そのまま植物の槇を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)末期に竣工し、エンガノ岬沖海戦レイテ沖海戦)に参加。その後は海上護衛や輸送任務に従事した。山口県屋代島の日見海岸にて終戦を迎える。

日本海軍:駆逐艦『槇』の性能

駆逐艦 槇は1944年2月19日に舞鶴海軍工廠にて起工、1944年8月10日に竣工した。松型は、船団護送のため対空対潜兵装を重視しつつも、構造を簡易化し生産しやすい設計とした量産型駆逐艦の艦級であり、丁型駆逐艦とも呼ばれていた。戦時において最短5ヶ月で建造されたという記録を持つ。 主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、対空・対水上戦闘双方が可能でシールドも備えたほか、松型専用に電動機出力を高めたという40口径八九式12.7cmB1型連装高角砲を採用、さらにB1型改Ⅳ単装高角砲も1基装備した。魚雷兵装は九二式61cm4型4連装水上発射管を装備し九三式魚雷(酸素魚雷)を搭載した。 槇は、艦橋上マストに対水上レーダーである22号電探を竣工時から装備していた。また、陸上部隊への物資輸送に使用する小発動艇2隻を搭載可能であったほか、戦争末期には艦尾に回天搭載設備が設置された。 ■全長:100.00m ■全幅:9.35m ■乗員:259名 ■排水量:1,687t ■巡航能力 □速力:27.8kt □航続距離:6,482km(18kt) ■戦時最終兵装 □40口径八九式12.7cmB1型連装高角砲:1基 □40口径八九式12.7cmB1型改Ⅳ単装高角砲:1門 □九六式25mm連装機銃:4基 □九六式25mm単装機銃:12挺 □九二式61cm4型4連装水上発射管:1基 □九三式3型魚雷:4本 □九四式爆雷投射機:2基 □爆雷投下軌条:2基 □二式爆雷:36個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 ■ソナー □九三式水中探信儀 □九三式水中聴音機 ■搭載艇 □回天:1隻 □小発動艇:2隻

『槇』が参加した海戦
レイテ沖海戦 全艦出撃!さらば連合艦隊

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