大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『霞』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『霞/かすみ』は、朝潮型駆逐艦の10番艦。艦名の霞は、"空気中に浮かぶ様々な細かい粒子によって遠くがはっきり見えない現象"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に海上護衛や輸送任務に従事した。1945年4月7日、坊ノ岬沖海戦で大破、航行不能となり、駆逐艦『冬月』に雷撃処分された。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『霞/かすみ』は、朝潮型駆逐艦の10番艦。艦名の霞は、"空気中に浮かぶ様々な細かい粒子によって遠くがはっきり見えない現象"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に海上護衛や輸送任務に従事した。1945年4月7日、坊ノ岬沖海戦で大破、航行不能となり、駆逐艦『冬月』に雷撃処分された。
駆逐艦霞は1936年12月1日に浦賀船渠にて起工、1939年6月28日に竣工した。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmC型平射砲を採用した。 水雷兵装は九二式61cm2型4連装水上発射管を装備。魚雷は九〇式を搭載していたが、太平洋戦争開戦までに九三式(酸素魚雷)に更新したほか、九三式3型水中探信儀(アクティブソナー)も搭載した。 戦争中期以降、霞は対水上・対空警戒レーダーを装備したほか、対空機銃を増強し索敵能力や対空戦闘能力が向上した。 ■全長:118.00m ■全幅:10.386m ■乗員:230名 ■排水量:2,635t ■巡航能力 □速力:34.85kt □航続距離:9,612km(18kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmC型連装砲:2基 □九六式25mm3連装機銃:4基 □九六式25mm連装機銃:1基 □九六式25mm単装機銃 □九二式61cm2型4連装水上発射管:2基 □九三式魚雷 □九四式爆雷投射機:1基 □九一式爆雷:36個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 ■ソナー □九三式3型水中探信儀
『霞』が参加した海戦 | |
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