大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『柹』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『柹/かき』は、樅型駆逐艦の7番艦。艦名の柹(柿)は、そのまま植物の柿に由来している。同名の駆逐艦が他に存在するが、こちらは初代である。第一次上海事変で活動後、1940年2月1日に除籍され、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では海軍兵学校付属の練習船として使用された。戦争末期に大須へ改名。終戦直後の台風で座礁し、そのまま解体された。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『柹/かき』は、樅型駆逐艦の7番艦。艦名の柹(柿)は、そのまま植物の柿に由来している。同名の駆逐艦が他に存在するが、こちらは初代である。第一次上海事変で活動後、1940年2月1日に除籍され、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では海軍兵学校付属の練習船として使用された。戦争末期に大須へ改名。終戦直後の台風で座礁し、そのまま解体された。
二等駆逐艦 柹は1919年2月27日に浦賀船渠にて起工、1920年8月2日に竣工した。主機は三菱パーソンズ式オールギアードタービン2基を搭載。主砲は、日露戦争までの主力艦載速射砲を国産化し改良を加えた45口径三年式12cm砲を採用した。 太平洋戦争開戦前、海軍兵学校付属の練習船となった際に前部魚雷発射管を撤去し、その跡と艦尾に甲板室を新設したとされている。 ■全長:88.39m ■全幅:7.93m ■乗員:110人 ■排水量:850t ■巡航能力 □速力:36.0kt □航続距離:5,556km(14kt) ■戦時最終兵装 □45口径三年式12cm単装砲:3門 □三年式6.5mm単装機銃:2挺 □六年式53cm連装水上発射管 □魚雷:8本