大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『栗』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『栗/くり』は、樅型駆逐艦の4番艦。艦名の栗は、そのままブナ科クリ属の栗に由来している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では上海方面根拠地隊に所属、船団護衛や哨戒任務に従事した。幾多の任務を遂行し終戦を迎えるも、1945年10月8日、釜山港鵜ノ瀬灯台沖にて機雷に接触し大破、沈没することとなった。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『栗/くり』は、樅型駆逐艦の4番艦。艦名の栗は、そのままブナ科クリ属の栗に由来している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では上海方面根拠地隊に所属、船団護衛や哨戒任務に従事した。幾多の任務を遂行し終戦を迎えるも、1945年10月8日、釜山港鵜ノ瀬灯台沖にて機雷に接触し大破、沈没することとなった。
駆逐艦 栗は1919年12月5日に呉海軍工廠にて起工、1920年4月30日に竣工した。主機は三菱パーソンズ式オールギアードタービン2基を搭載。主砲は、日露戦争までの主力艦載速射砲を国産化し改良を加えた45口径三年式12cm砲を採用した。 太平洋戦争開戦後、栗は対潜兵装を装備。また、戦争後期には後部マストに対空レーダーの13号電探を装備したほか、魚雷発射管を撤去する代わりに高角砲や機銃を増備し対空戦闘能力が向上した。 ■全長:88.39m ■全幅:7.93m ■乗員:110人 ■排水量:850t ■巡航能力 □速力:36.0kt □航続距離:5,556km(14kt) ■戦時最終兵装 □45口径三年式12cm単装砲:1門 □40口径十一年式8cm単装高角砲:1門 □九六式25mm連装機銃:5基 □九三式13mm機銃:6挺 □爆雷投下軌条:2基 □九五式爆雷:8個 ■レーダー □三式1号電波探信儀3型:1基