大日本帝国海軍 連合艦隊 ：駆逐艦『夕霧』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『夕霧／ゆうぎり』は、吹雪型駆逐艦の14番艦。艦名の夕霧は、秋の季語で、"夕方に立ちこめる霧"を意味する。太平洋戦争（大東亜戦争・第二次世界大戦）では、初期の作戦や海戦に参加した。1943年11月25日、セントジョージ岬沖海戦にて戦没。
日本海軍：駆逐艦『夕霧』の性能
駆逐艦夕霧は1929年4月1日に舞鶴工作部にて起工、1930年12月3日に竣工した。吹雪型駆逐艦の分類ではⅡ型とも呼ばれる。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備え最大仰角を75度へ引き上げた50口径三年式12.7cmB型平射砲を採用した。 魚雷発射管は前艦型同様、一二年式61cm水上発射管を装備したが、魚雷は1935年頃から九〇式に更新され、さらに1943年に九三式魚雷（酸素魚雷）へ更新された。 ■全長：118.5m ■全幅：10.36m ■乗員：219人 ■排水量：1,980t ■巡航能力 □速力：38.0kt □航続距離：9,260km（14kt） ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmB型連装砲：3基 □九三式13mm単装機銃：2挺 □一二年式61cm3連装水上発射管：3基 □九三式魚雷
| 『夕霧』が参加した海戦 | |
|---|---|
| エンドウ沖海戦 | エンドウ沖でABDA艦隊を迎撃！ |
| セイロン沖海戦 | インド洋で連合艦隊怒涛の攻撃！ |
| ミッドウェー海戦 | 太平洋戦争の勝敗を決定づけた海戦！ |
| セントジョージ岬沖海戦 | 機動力を活かした駆逐艦戦術！ |
