大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『長波』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『長波/ながなみ』は、夕雲型駆逐艦の4番艦。艦名の長波は、"水深に比べ波長が長い水波"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では第二水雷戦隊に所属し、数々の作戦や海戦に参加した。1944年11月11日、多号作戦(レイテ増援輸送作戦)遂行中、オルモック湾にてアメリカ海軍空母艦載機の攻撃を受け沈没。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『長波/ながなみ』は、夕雲型駆逐艦の4番艦。艦名の長波は、"水深に比べ波長が長い水波"を意味する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では第二水雷戦隊に所属し、数々の作戦や海戦に参加した。1944年11月11日、多号作戦(レイテ増援輸送作戦)遂行中、オルモック湾にてアメリカ海軍空母艦載機の攻撃を受け沈没。
駆逐艦長波は1941年4月5日に藤永田造船所にて起工、1942年6月30日に竣工した。日本海軍の艦隊決戦型駆逐艦の集大成である夕雲型は、甲型駆逐艦とも呼ばれていた。 主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、最大仰角75度で高角射撃も可能なほか、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmD型連装砲を採用した。また、主砲での対空射撃に必要な二式距離苗頭盤も装備した。水雷兵装は九二式61cm2型4連装水上発射管を装備。竣工時より九三式魚雷(酸素魚雷)を搭載した。 戦争中期以降、長波は対水上・対空警戒レーダーを装備したほか、詳細は不明だが対空機銃を増備したとされる。また、レイテ沖海戦でアメリカ海軍潜水艦ダーターから鹵獲した13mm機銃も装備した。 ■全長:119.3m ■全幅:10.8m ■乗員:225名 ■排水量:2,772t ■巡航能力 □速力:35.0kt □航続距離:9,260km(18kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmD型連装砲:3基 □九六式25mm連装機銃:2基 □13mm機銃(鹵獲品) □九二式61cm2型4連装水上発射管:2基 □九三式1型改Ⅱ魚雷:16本 □九四式爆雷投射機:1基 □九五式改Ⅰ爆雷:36個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 ■ソナー □九三式3型水中探信儀 □九三式水中聴音機
『長波』が参加した海戦 | |
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ルンガ沖夜戦 | 不屈の猛将と『高波』が導いた勝利! |
ケ号作戦(キスカ島撤退作戦) | キスカ島の奇跡とミステリーな海戦 |
ブーゲンビル島沖海戦 | ろ号作戦で展開されたカオスな艦隊戦! |
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