大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『初春』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『初春/はつはる』は、初春型駆逐艦の1番艦。艦名の初春は、"春の初め"を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に海上護衛や輸送任務に従事した。1944年11月13日、マニラ湾にて空襲を受け沈没。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『初春/はつはる』は、初春型駆逐艦の1番艦。艦名の初春は、"春の初め"を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に海上護衛や輸送任務に従事した。1944年11月13日、マニラ湾にて空襲を受け沈没。
駆逐艦初春は1931年5月14日に佐世保海軍工廠にて起工、1933年9月30日に竣工した。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、最大仰角75度で高角射撃も可能なほか、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmB型平射砲を採用した。 魚雷発射管は九〇式61cm2型水上発射管を装備、魚雷は八年式を搭載していたが、開戦直前に九三式(酸素魚雷)に更新された。また、日本海軍駆逐艦として初めて次発装填装置を装備し、魚雷の自動装填が可能であった。 戦争中期、初春は2番単装砲を撤去し25mm機銃を増設したほか、対水上警戒レーダーやソナーを装備し、対空戦闘能力や索敵能力が向上した。 ■全長:109.5m ■全幅:10.0m ■乗員:205名 ■排水量:1,680t ■巡航能力 □速力:36.5kt □航続距離:7,408km(14kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmB型改Ⅱ連装砲:2基 □九六式25mm3連装機銃:3基 □九六式25mm連装機銃:2基 □九〇式61cm2型3連装水上発射管:3基 □九三式魚雷:12本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 ■ソナー □九三式水中探信儀 □九三式水中聴音機
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