大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『子日』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『子日/ねのひ』は、初春型駆逐艦の2番艦。艦名の子日は、最初に十二支が子となる日を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、蘭印作戦やアリューシャン方面作戦に従事した。1942年7月5日、アガッツ島ドッグ岬沖にて、アメリカ海軍潜水艦『トライトン』に襲撃され沈没。
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『子日/ねのひ』は、初春型駆逐艦の2番艦。艦名の子日は、最初に十二支が子となる日を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、蘭印作戦やアリューシャン方面作戦に従事した。1942年7月5日、アガッツ島ドッグ岬沖にて、アメリカ海軍潜水艦『トライトン』に襲撃され沈没。
駆逐艦子日は1931年12月15日に浦賀船渠にて起工、1933年9月30日に竣工した。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、最大仰角75度で高角射撃も可能なほか、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備えた50口径三年式12.7cmB型連装砲を採用、単装砲はA型改Ⅰを装備した。 魚雷発射管は九〇式61cm2型水上発射管を装備、魚雷は八年式を搭載していたが、開戦直前に九三式(酸素魚雷)に更新された。また、初春型は日本海軍駆逐艦として初めて次発装填装置を装備、子日も魚雷の自動装填が可能であった。 ■全長:109.5m ■全幅:10.0m ■乗員:205名 ■排水量:1,680t ■巡航能力 □速力:36.5kt □航続距離:7,408km(14kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmB型改Ⅱ連装砲:2基 □50口径三年式12.7cmA型改Ⅰ単装砲:1門 □毘式40mm機銃:2基 □九〇式61cm2型3連装水上発射管:3基 □九三式魚雷:12本