大日本帝国海軍 連合艦隊 ：駆逐艦『宵月』
大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『宵月／よいづき』は、秋月型駆逐艦の10番艦。艦名の宵月は、宵に出ている月を意味する。太平洋戦争（大東亜戦争・第二次世界大戦）では、主に本土での対空戦闘に対応した。終戦後は中華民国に引き渡され、『汾陽』と改名された。
日本海軍：駆逐艦『宵月』概の性能
駆逐艦宵月は1943年8月25日に浦賀船渠にて起工、1945年1月31日に竣工した。秋月型は日本海軍唯一の防空駆逐艦の艦級であり、乙型駆逐艦とも呼ばれていた。 主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、砲身が長く高初速・長射程の65口径九八式10cmA型連装高角砲を採用し、九四式高射装置と組み合わせて使用された。魚雷兵装は搭載しない計画であったが改められ、九二式61cm4型4連装水上発射管を装備し九三式魚雷（酸素魚雷）を搭載した。 宵月は艦橋内に電探室があり、対水上レーダーである22号電探と対空レーダーの13号電探を竣工時から装備していた。 ■全長：134.2m ■全幅：11.6m ■乗員：452名 ■排水量：3,888t ■巡航能力 □速力：33.0kt □航続距離：14,816km（18kt） ■戦時最終兵装 □65口径九八式10cmA型連装高角砲：4基 □九六式25mm3連装機銃：7基 □九六式25mm単装機銃 □九二式61cm4型4連装水上発射管：1基 □九三式魚雷：8本 □九四式爆雷投射機：2基 □九五式爆雷：54個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型：1基 □三式1号電波探信儀3型：2基 ■ソナー □九三式3型水中探信儀：1基 □九三式水中聴音機：1基
| 『宵月』が参加した海戦 | |
|---|---|
| 呉軍港空襲 | 全艦対空戦闘用意！日本海軍最後の戦い |
