駆逐艦【薄/Susuki】竣工:1921年5月25日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『薄』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【栗/Kuri】 ※画像は同型艦『栗』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『薄/すすき』は、樅型駆逐艦の12番艦。艦名のは、そのままイネ科の多年草・薄に由来している。1940年4月1日、類別変更により第三十四号哨戒艇に改称。その後、高速輸送艦に改造され太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)に参戦、海上護衛や哨戒任務に従事した。1944年7月3日、トラック島でアメリカ軍の空襲を受け沈没。

日本海軍:駆逐艦『薄』の性能

駆逐艦 薄は1920年5月3日に東京石川島造船所にて起工、1921年5月25日に竣工した。主砲は、日露戦争までの主力艦載速射砲を国産化し改良を加えた45口径三年式12cm砲を採用した。主機は、第三十四号哨戒艇へと改称された太平洋戦争開戦前までに、純国産の艦本式オールギヤードタービン2基へ更新していた。 また、薄は、開戦直前に甲板上に海軍陸戦隊の居住区として兵員室を設置したほか、後部甲板に大発動艇1隻を搭載した。1944年には、対空レーダーの13号電探や対空機銃、対潜兵装を装備していたと推定される。 ■全長:85.34m ■全幅:7.93m ■乗員:105人 ■排水量:850t ■巡航能力 □速力:18.0kt ■戦時最終兵装 □45口径三年式12cm単装砲:2門 □九六式25mm連装機銃:1基 □九六式25mm単装機銃:4挺 □爆雷:18個 ■レーダー □三式1号電波探信儀3型 ■搭載艇 □大発動艇:1隻

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