大日本帝国海軍 連合艦隊 :戦艦『霧島』
金剛型戦艦の4番艦『霧島/きりしま』は、日本で初めて民間造船所で建造された戦艦とされている。竣工が同日であったことから、『榛名』とは姉妹艦ともいわれる。艦名の霧島は、宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山に由来し、海上自衛隊こんごう型護衛艦の2番艦『きりしま』にも継承された。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では大日本帝国海軍連合艦隊第11戦隊に編入され、主要な海戦に参加。激闘を繰り広げた第三次ソロモン海戦にて戦没した。
金剛型戦艦の4番艦『霧島/きりしま』は、日本で初めて民間造船所で建造された戦艦とされている。竣工が同日であったことから、『榛名』とは姉妹艦ともいわれる。艦名の霧島は、宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山に由来し、海上自衛隊こんごう型護衛艦の2番艦『きりしま』にも継承された。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では大日本帝国海軍連合艦隊第11戦隊に編入され、主要な海戦に参加。激闘を繰り広げた第三次ソロモン海戦にて戦没した。
戦艦霧島は1915年4月19日、三菱合資会社三菱造船所にて竣工した。初めて民間造船所で建造された国産戦艦とされている。主機は、イギリス製のパーソンズ式直結タービンを搭載していたが、1938年に行われた第二次近代化改装で純国産の艦本式タービンに換装。速力が上がり高速戦艦として生まれ変わった。武装も高角砲や機銃が増強され対空戦闘能力が向上した。 ■全長:222.65m ■全幅:31.01m ■乗員:1,360名 ■排水量:36,668t ■巡航能力 □速力:29.8kt □航続距離:18,242km(18kt) ■戦時最終兵装 □45口径毘式35.6cm連装砲:4基 □50口径四一式15.2cm単装砲:14門 □40口径八九式12.7cm連装高角砲:4基 □九六式25mm連装機銃:10基 ■搭載機:3機 □水上偵察機
戦艦霧島の艦内神社は鹿児島県霧島市の霧島神宮の分祀とされる。霧島の沈没地点はサボ島西方265度11浬、岩淵三次艦長以下1128名が救助された一方、艦と運命をともにした乗員は212名であった。1980年11月15日、長崎県の佐世保東山海軍墓地・東公園に「戦艦霧島」と刻まれた慰霊碑が建立された。
戦艦『霧島』が参加した海戦 | |
---|---|
真珠湾攻撃 | 米主力艦隊壊滅!太平洋戦争の始まり |
セイロン沖海戦 | インド洋で連合艦隊怒涛の攻撃! |
ミッドウェー海戦 | 太平洋戦争の勝敗を決定づけた海戦! |
第二次ソロモン海戦 | 終わりなきソロモンの攻防 |
南太平洋海戦 | ガダルカナル島を賭けた大艦隊戦! |
第三次ソロモン海戦 | 船の墓場と化すソロモン |