大日本帝国海軍 連合艦隊 :重巡洋艦『筑摩』
重巡洋艦『筑摩/ちくま』は、大日本帝国海軍利根型重巡洋艦の2番艦。艦名は、新潟と長野両県を流れる信濃川の上流部・筑摩川に因む。主砲を艦前部に集中配置し、後部には水上偵察機を6機搭載できる飛行甲板を備えていた。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、その索敵能力を発揮しつつ主要な海戦の多くに参加。レイテ沖海戦にて戦没した。
重巡洋艦『筑摩/ちくま』は、大日本帝国海軍利根型重巡洋艦の2番艦。艦名は、新潟と長野両県を流れる信濃川の上流部・筑摩川に因む。主砲を艦前部に集中配置し、後部には水上偵察機を6機搭載できる飛行甲板を備えていた。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、その索敵能力を発揮しつつ主要な海戦の多くに参加。レイテ沖海戦にて戦没した。
重巡洋艦筑摩は1935年10月1日に三菱重工業長崎造船所にて起工、1939年5月20日に竣工した。主機は純国産の艦本式タービンを搭載。主砲は対空射撃も可能な20cmE3型連装砲(仰角55度)を採用し、艦前部に集中配置した。艦後部は水上機用の航空甲板とし、水上偵察機を6機搭載可能であった。 筑摩は竣工時点で既に最新鋭の重巡洋艦であったことから大規模な改装は行われなかったが、戦争末期にはレーダーを装備したほか、機銃が大幅に増設され対空戦闘能力や探知能力が向上した。 ■全長:201.6m ■全幅:19.4m ■乗員:869名 ■排水量:13,320t ■巡航能力 □速力:35.74kt □航続距離:14,816km(18kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式20.3cmE3型連装砲:4基 □40口径八九式12.7cmA1型改Ⅰ連装高角砲:4基 □九六式25mm3連装機銃:8基 □九六式25mm連装機銃:4基 □九六式25mm単装機銃:23挺 □九〇式61cm3連装水上発射管:4基 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型:1基 □仮称2号電波探信儀2型:2基 □三式1号電波探信儀3型:1基 ■搭載機:水上偵察機最大6機 □零式水上偵察機
『筑摩』が参加した海戦 | |
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ミッドウェー海戦 | 太平洋戦争の勝敗を決定づけた海戦! |
第二次ソロモン海戦 | 終わりなきソロモンの攻防 |
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レイテ沖海戦 | 全艦出撃!さらば連合艦隊 |