軽巡洋艦【酒匂/Sakawa】竣工:1944年11月30日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :軽巡洋艦『酒匂』

大日本帝国海軍連合艦隊の軽巡洋艦【酒匂/Sakawa】

軽巡洋艦『酒匂/さかわ』は、大日本帝国海軍連合艦隊・阿賀野型軽巡洋艦の4番艦。艦名は静岡県・神奈川県を流れる酒匂川に由来する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)末期に竣工し天一号作戦への参加が予定されたが、直前で取りやめになり、そのまま終戦を迎えた。その後は復員輸送に従事。1946年7月1日、アメリカ軍による核実験(クロスロード作戦)の標的艦となりビキニ環礁に沈んだ。

日本海軍:軽巡洋艦『酒匂』の性能

軽巡洋艦酒匂は1942年11月21日に佐世保海軍工廠にて起工、1944年11月30日に竣工した。主機は純国産の艦本式オールギヤードタービン4基を搭載。主砲は対巡洋艦戦を想定し50口径四十一式15cm連装砲を採用した。副砲には日本海軍巡洋艦で唯一の60口径九八式8cm連装高角砲を採用しており、阿賀野型の特徴ともなっている。 日本最後の巡洋艦として就役した酒匂は、竣工時から各種レーダーや対空兵装などの装備が充実していた。魚雷発射管についても、他の同型艦が九二式61cm4連装水上発射管1型を装備していたのに対し、酒匂は4型を装備していたとされる。 ■全長:174.50m ■全幅:15.20m ■乗員:726名 ■排水量:8,533t ■巡航能力 □速力:35.0kt □航続距離:11,112km(18kt) ■戦時最終兵装 □50口径四十一式15cm連装砲:3基 □60口径九八式8cm連装高角砲:2基 □九六式25mm3連装機銃:10基 □九六式25mm単装機銃:31挺 □九二式61cm4型4連装水上発射管:2基 □九三式一型改一魚雷:16本 □爆雷投下軌道:2本 □九五式爆雷:18個 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型:1基 □仮称2号電波探信儀2型:2基 □三式1号電波探信儀3型:1基 ■搭載機 □零式水上偵察機:2機

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