軽巡洋艦【北上/Kitakami】竣工:1921年4月15日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :軽巡洋艦『北上』

大日本帝国海軍連合艦隊の軽巡洋艦【北上/Kitakami】

軽巡洋艦『北上/きたかみ』は、大日本帝国海軍球磨型軽巡洋艦の3番艦。艦名の由来は岩手県・宮城県を流れる北上川に因む。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)緒戦では連合艦隊の戦艦護衛などを行い、1942年8月頃に高速輸送艦へと改造された。大戦末期には『回天』も搭載したが出番はなかった。戦後は復員輸送支援などで活躍した。

日本海軍:軽巡洋艦『北上』の性能

軽巡洋艦北上は1919年9月1日に佐世保海軍工廠にて起工、1921年4月15日に竣工した。主機は三菱技本式高圧衝動型・三菱パーソンズ式低圧反動型オールギアードタービン4基を搭載、主砲は軽量で設置が容易な50口径三年式14cm単装砲を採用した。 しかし戦争末期に行われた回天搭載母艦への改装で後部タービン2基と主砲を撤去。これにより速力や砲撃力が大幅に低下したが、回天8基を搭載可能となる。改装が完了した1945年1月20日、北上は日本海軍全艦艇のなかで回天の搭載可能数が最大の回天搭載母艦として生まれ変わった。またこの際、高角砲やレーダーを装備し機銃を増強したことで探知能力や対空戦闘能力が向上した。 ■全長:162.15m ■全幅:14.17m ■乗員:650名 ■基準排水量:5,100t ■巡航能力 □速力:23.0kt □航続距離:9,815km(14kt) ■戦時最終兵装 □40口径八九式12.7cm連装高角砲:2基 □九六式25mm3連装機銃:12基 □九六式25mm単装機銃:31挺 □爆雷投下軌条:2条 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 ■搭載艇 □回天一型:8隻 軽巡洋艦北上での回天一型試験発射 写真画像:軽巡洋艦北上で実施された回天一型の試験発射

『北上』が参加した海戦
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