特殊潜航艇【回天/Kaiten】実戦投入:1944年11月8日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :特攻兵器/人間魚雷『回天』

大日本帝国海軍連合艦隊『回天』

特攻兵器『回天/かいてん』は、大日本帝国海軍が開発、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で実戦投入した人間魚雷である。九三式3型魚雷(酸素魚雷)を改造したものを計426基生産、特攻兵器として運用し、搭乗員の命と引き換えに数々の戦果を上げた。回天という名称は、明治維新で活躍した軍艦「回天丸」から命名されたという。

日本海軍:特攻兵器『回天』の性能

回天は、九三式3型魚雷(酸素魚雷)に簡易の操縦装置や調整バルブ、潜望鏡を設け、1人乗りのスペースを確保した人間魚雷である。外界を見るには潜望鏡を覗くしかなく、特攻時は敵艦の位置や速力、進行方向を確認してから計算のみで目標を目指すため、操縦は容易ではなかった。 回天には一型、二型、四型、十型が存在したが量産されたのは一型のみで、他は戦局の悪化から開発が難航し量産には至らなかった。 ▼回天一型 ■全長:14.75m ■全幅:1.00m ■乗員:1名 ■排水量:8.30t ■巡航能力 □速力:30kt □潜航深度:80m □航続距離:7.8km(12kt) ■兵装:炸薬1.55t ▼回天二型 ■全長:16.50m ■全幅:1.35m ■乗員:1名 ■排水量:18.38t ■巡航能力 □速力:40kt □航続距離:8.3km(20kt) ▼回天四型 ■全長:16.50m ■全幅:1.35m ■乗員:1名 ■排水量:18.17t ■巡航能力 □速力:40kt □航続距離:6.2km(20kt) ■兵装:炸薬1.8t

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