潜水艦【伊52/I-52】竣工:1943年12月28日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊52/伊号第五十二潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊52/伊号第五十二潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊52/伊号第五十二潜水艦』は、伊52型潜水艦(丙型改)の1番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では遣独潜水艦作戦に参加し、第5次遣独艦として出撃した。しかし1944年6月24日、ドイツ海軍潜水艦『U530』と海上で会合中に、アメリカ軍機に襲撃され沈没。

当時、『伊52』は、ドイツへの技術供与の対価として2tに及ぶ金塊を積載していた。1995年、トレジャーハンターのポール・ティドウェルによって、深海5,000mで船体が発見され、1998年に一部が引き揚げられるが、金塊は見つからなかったという。結局、資金不足で計画は中止された。『伊52』は今も、深海の底で大量の金塊と共に眠っている。

日本海軍『伊52/伊号第五十二潜水艦』の性能

伊号第五十二潜水艦は1942年3月18日に呉海軍工廠にて起工、1943年12月28日に竣工した。主機は中型潜水艦用で量産しやすい艦本式22号10型ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。 伊52は、艦前部と後部甲板に主砲を1門ずつ配置し砲撃力を強化したほか、航続力にも優れた巡洋潜水艦で、巡潜丙型改とも呼ばれた。 ■全長:108.7m ■全幅:9.30m ■乗員:94名 ■排水量:2,564t ■巡航能力 □水上速力:17.7kt □水中速力:6.5kt □潜航深度:100m □航続距離:38,892km(16kt) ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲:2門 □九六式25mm連装機銃:1基 □九五式53cm魚雷発射管:艦首6門 □九五式魚雷:17本 ■ソナー □九三式水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基

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