特殊潜航艇【海龍/Kairyu】実戦投入:1945年8月

大日本帝国海軍 連合艦隊 :特殊潜航艇『海龍』

大日本帝国海軍連合艦隊『海龍』

有翼特殊潜航艇『海龍/かいりゅう』は、大日本帝国海軍が開発した水中特攻兵器の一種である。特殊潜航艇としては大型で、小型の潜水艦ともいえる大きさであった。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)末期において、本土決戦に備えて配備が進められ、224隻が建造された。一度の出撃機会もあったが、すぐに終戦を迎えたため大規模に実戦投入されることはなかった。

日本海軍:特殊潜航艇『海龍』の性能

海龍は、大型の水中翼を装備し、航空機のように水中で上昇や下降が可能な有翼特殊潜航艇であった。操縦装置も航空機用のジョイスティックを流用し、操縦は容易であったとされている。推進器は主機兼発電機としてDA60型(またはSB)ディーゼルエンジン、主電動機として九二式魚雷用電動機2基を搭載した。 兵装については、当初は射出用ロケットを用いて発射する外装式45cm魚雷2本であったが、後期の海龍においては、体当り攻撃を行う水中特攻兵器として艦首に600kgの爆薬を充填した。 ■全長:17.28m ■全幅:3.45m ■乗員:2名 ■排水量:19.2t ■巡航能力 □水上速力:7.5kt □水中速力:9.8kt □潜航深度:150m □航続距離:833.4km(5kt) ■戦時最終兵装 □爆薬:600kg

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