大日本帝国海軍 連合艦隊 ：潜水艦『伊55／伊号第五十五潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊55／伊号第五十五潜水艦』は、伊52型潜水艦（丙型改）の3番艦。太平洋戦争（大東亜戦争・第二次世界大戦）末期に竣工し、特殊潜航艇「運砲筒」を搭載する。横須賀を出港しテニアン島へ向かうも、1944年7月14日、サイパン島近海にて、アメリカ海軍駆逐艦『ウィリアム・C・ミラー』の爆雷攻撃を受け沈没。
日本海軍『伊55／伊号第五十五潜水艦』の性能
伊号第五十五潜水艦は1942年6月15日に呉海軍工廠にて起工、1944年4月20日に竣工した。主機は中型潜水艦用で量産しやすい艦本式22号10型ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。 伊55は、艦前部と後部甲板に主砲を1門ずつ配置し砲撃力を強化したほか、航続力にも優れた巡洋潜水艦で、巡潜丙型改とも呼ばれた。 1944年、伊55は物資揚陸のための運砲筒（特型運貨筒）を搭載したとされる。 ■全長：108.7m ■全幅：9.30m ■乗員：94名 ■排水量：2,564t ■巡航能力 □水上速力：17.7kt □水中速力：6.5kt □潜航深度：100m □航続距離：38,892km（16kt） ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲：2門 □九六式25mm連装機銃：1基 □九五式53cm魚雷発射管：艦首6門 □九五式魚雷：17本 ■ソナー □九三式水中探信儀：1基 □九三式水中聴音機：1基 ■搭載艇 □運砲筒
