潜水艦【伊5/I-5】竣工:1932年7月31日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊5/伊号第五潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊5/伊号第五潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊5/伊号第五潜水艦』は、伊一型潜水艦(巡潜1型)の5番艦。日本で初めて航空機を搭載した潜水空母である。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、攻略支援や哨戒活動、輸送任務など様々な作戦に投入された。1944年7月19日、アメリカ海軍空母『ホガットベイ』を中核とする対潜部隊に発見され、駆逐艦『ワイマン』が発射した対潜迫撃砲ヘッジホッグによりグアムの東方約360km地点にて沈没した。

日本海軍『伊5/伊号第五潜水艦』の性能

伊号第五潜水艦は1929年10月30日に川崎造船所にて起工、1932年7月31日に竣工した。ドイツ海軍潜水艦U142型をベースに建造され、主機はMAN社設計のラ式(ラウシェンバッハ式)2号ディーゼル2基を搭載した。伊5はそれまでの伊一型潜水艦とは設計が異なり、巡潜1型改とも呼ばれた。 その例として、伊5は日本海軍潜水艦のなかで初めて水上機を搭載したほか、対空射撃に特化した40口径八九式12.7cm高角砲を主砲として装備していたとされる。ただし1940年に射出機が撤去されたため、太平洋戦争で水上機を運用することはなかった。 ■全長:97.50m ■全幅:9.22m ■乗員:68名 ■排水量:2,791t ■巡航能力 □水上速力:18.8kt □水中速力:8.1kt □潜航深度:75m □航続距離:45,189km(10kt) ■戦時最終兵装 □40口径八九式12.7cm単装高角砲:2門 □九六式25mm連装機銃:1基 □八八式53cm魚雷発射管:艦首4門・艦尾2門 □魚雷:20本

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