潜水艦【伊16/I-16】竣工:1940年3月30日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊16/伊号第十六潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊16/伊号第十六潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊16/伊号第十六潜水艦』は、伊16型潜水艦(巡潜丙型)の1番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)開戦時、特殊潜航艇「甲標的」を搭載し真珠湾攻撃に参加する。その後は哨戒活動や輸送任務に従事し、連合国艦船4隻を撃沈するなどの戦果も上げた。1944年5月19日、チョイスル島北東にて、アメリカ海軍駆逐艦『イングランド』が発射した対潜迫撃砲ヘッジホッグ計120発を浴び、水中で大爆発の末に沈没。

日本海軍『伊16/伊号第十六潜水艦』の性能

伊号第十六潜水艦は1937年9月15日に三菱重工業神戸造船所にて起工、進水後に呉海軍工廠へ移動し1940年3月30日に竣工した。伊16型は、前艦級より魚雷兵装を強化した巡洋潜水艦であり、巡潜丙型とも呼ばれた。 伊16は、主機は艦の大型高性能化を実現するため高出力の艦本式2号10型ディーゼル2基を採用。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を搭載した。また、後部甲板には甲標的と呼ばれる特殊潜航艇1隻を搭載し運用した。 ■全長:109.3m ■全幅:9.10m ■乗員:95名 ■排水量:2,554t ■巡航能力 □水上速力:23.6kt □水中速力:8.0kt □潜航深度:100m □航続距離:25,928km(16kt) ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲:1門 □九六式25mm連装機銃:1基 □九五式53cm魚雷発射管:艦首8門 □九五式魚雷:20本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 ■ソナー □九三式水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基 ■搭載艇 □甲標的:1隻

『伊16』が参加した海戦
真珠湾攻撃 米主力艦隊壊滅!太平洋戦争の始まり

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