潜水艦【伊361/I-361】竣工:1944年5月25日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊361/伊号第三百六十一潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊361/伊号第三百六十一潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊361/伊号第三百六十一潜水艦』は、伊361型潜水艦(潜輸大型)の1番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では輸送任務に従事したが、戦争末期には特攻兵器「回天」を搭載し、回天攻撃隊に加わった。1945年5月30日、沖縄南東沖にて、アメリカ海軍空母『アンツィオ』の艦載機による空襲を受け沈没。

日本海軍『伊361/伊号第三百六十一潜水艦』の性能

伊号第三百六十一潜水艦は1943年2月16日に呉海軍工廠にて起工、1944年5月25日に竣工した。伊361は、離島への隠密輸送を目的として設計された輸送用潜水艦で、潜輸大型あるいは丁型とも呼ばれた。敵艦のレーダー波を海面に逸らすよう艦橋下部が逆台形となっているのが特徴である。 主機は純国産で量産型の艦本式23号乙8型ディーゼル2基を搭載。対水上警戒レーダーである22号電探や逆探を竣工時から装備した。主砲は40口径十一年式14cm砲を採用したが1945年3月の改装で撤去され、水中特攻兵器である回天を前甲板に2隻、後甲板に3隻搭載した。 ■全長:73.5m ■全幅:8.9m ■乗員:55名 ■排水量:1,779t ■巡航能力 □水上速力:13.0kt □水中速力:6.5kt □潜航深度:75m □航続距離:27,780km(10kt) ■戦時最終兵装 □九六式25mm単装機銃:1挺 □九五式53cm魚雷発射管:艦首2門 □魚雷:2本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 □電波探知機 ■搭載艇 □回天:5隻 ■最大積載能力 □艦内:65t □艦外:20t

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