特殊潜航艇【甲標的/Ko-hyoteki】実戦投入:1941年12月8日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :特殊潜航艇『甲標的』

大日本帝国海軍連合艦隊『甲標的』

『甲標的/こうひょうてき』は、大日本帝国海軍連合艦隊太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した特殊潜航艇である。試作初号機から二号機を経て、甲型、乙型、丙型など計101隻が建造された。真珠湾攻撃シドニー港攻撃ディエゴ・スアレス港攻撃など様々な作戦に投入され、多くの戦果を上げた。現存艦艇としては、アメリカのコネチカット州グロートンにある「潜水艦博物館」に甲標的甲型が展示されている。

日本海軍:特殊潜航艇『甲標的』の性能

甲標的は潜水艦の甲板に搭載され、水中で発艦、敵艦船に忍び寄り攻撃する特殊潜航艇である。兵装は前装式の魚雷発射管2門。ディーゼルエンジンでの発電によって電動機を回し、推進力を得るディーゼル・エレクトリック方式を採用した。 甲標的には、派生型として甲型、乙型、丙型、丁型が存在した。このうち甲標的甲型をベースとして物資輸送に特化した特型運貨筒が開発されたほか、甲標的丁型は特攻兵器として蛟龍に改称された。 ■全長:23.9m ■全幅:1.8m ■全高:3.4m ■乗員:2名 ■排水量:46t ■巡航能力 □水上速力:23kt □水中速力:19kt □潜航深度:30m □航続距離:190km(2kt) ■戦時最終兵装 □45cm魚雷発射管:艦首2門 □二式魚雷:2本 □140kg自爆装置:1基

トップ:大日本帝国海軍 連合艦隊の潜水艦

連合艦隊の艦艇

↑ PAGE TOP