潜水艦【伊38/I-38】竣工:1943年1月31日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊38/伊号第三十八潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊38/伊号第三十八潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊38/伊号第三十八潜水艦』は、伊15型潜水艦(巡潜乙型)の19番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、後部甲板に輸送・揚陸用の特殊潜航艇「運砲筒」を搭載し、輸送任務で大いに活躍した。1944年11月12日、パラオ東方沖にて、アメリカ海軍駆逐艦『ニコラス』の爆雷攻撃を受け沈没。

日本海軍『伊38/伊号第三十八潜水艦』の性能

伊号第三十八潜水艦は1941年6月19日に佐世保海軍工廠にて起工、1943年1月31日に竣工した。主機は、艦の大型高性能化を実現するため高出力の艦本式2号10型ディーゼル2基を採用。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を搭載した。 伊38は、艦前部に呉式1号4型射出機や格納筒などの航空兵装を装備し、後部甲板に主砲を配置した巡洋潜水艦で、巡潜乙型とも呼ばれた。また、伊38は後部甲板に物資揚陸のための運砲筒特型運貨筒)を搭載していた。 ■全長:108.7m ■全幅:9.30m ■乗員:94名 ■排水量:2,584t ■巡航能力 □水上速力:23.6kt □水中速力:8.0kt □潜航深度:100m □航続距離:25,928km(16kt) ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲:1門 □九六式25mm連装機銃:1基 □九五式53cm魚雷発射管:艦首6門 □九五式魚雷:17本 ■ソナー □九三式水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基 ■搭載機 □零式小型水上偵察機:1機 ■搭載艇 □運砲筒

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