真珠湾/Pearl Harborww2:1941年12月8日
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真珠湾攻撃(ハワイ海戦)/Attack on Pearl Harbor:太平洋戦争の始まり

真珠湾攻撃

真珠湾攻撃とは、ハワイオアフ島・真珠湾(パールハーバー)に駐留するアメリカ海軍太平洋艦隊に対し、大日本帝国海軍連合艦隊が宣戦布告と同時に仕掛けた奇襲攻撃を指す。当時はハワイ海戦とも呼ばれた。この時、真珠湾は、アメリカ合衆国が太平洋に保持するなかで最強の軍事基地であった。初手でいきなり中枢を狙われたアメリカ軍は驚愕し、そしてその結果に、アメリカ国民は恐怖に陥ることとなる。太平洋戦争は、この真珠湾攻撃から始まった。

動画:真珠湾攻撃の記録をカラーで再構成した映像

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真珠湾攻撃での各国の参加艦船

【日本海軍】 ■指揮官 「南雲忠一中将」 ▼空母:6隻(▽搭載機:計399機) 『赤城』『加賀』『蒼龍』『飛龍』『瑞鶴』『翔鶴』 ▼戦艦:2隻 『比叡』『霧島』 ▼重巡洋艦:2隻 『利根』『筑摩』 ▼軽巡洋艦:1隻 『阿武隈』 ▼駆逐艦:9隻 『秋雲』『谷風』『浦風』『浜風』『磯風』『陽炎』『不知火』『』『』 ▼潜水艦:8隻 『伊16』『伊18』『伊20』『伊22Ⅱ』『伊24Ⅱ』『伊19』『伊21Ⅱ』『伊23Ⅱ』 ○特殊潜航艇:5隻(『伊16型』に搭載)  VS 【アメリカ海軍】 ■指揮官 「ハズバンド・キンメル大将」 ▼戦艦:8隻 『カリフォルニア』『メリーランド』『テネシー』『アリゾナ』『オクラホマ』『ウエストバージニア』『ペンシルベニア』『ネバダ』 ▼重巡洋艦:2隻 『ニューオーリンズ』『サンフランシスコ』 ▼軽巡洋艦:6隻 『デトロイト』『ホノルル』『セントルイス』『ヘレナ』『ローリー』『フェニックス』 ▼駆逐艦:30隻 『ショー』『ダウンズ』『カッシン』他 ▼駆逐艦母艦:1隻 『ドビン』 ▼水上機母艦:1隻 『カーチス』 ○機雷敷設艦:1隻 『オグララ』 ○工作艦:1隻 『ベスタル』 ○標的艦:1隻 『ユタ』 ○その他:43隻 ▽基地航空機:399機

真珠湾攻撃:ニイタカヤマノボレ

ハワイ・オアフ島真珠湾(パールハーバー)を奇襲する真珠湾攻撃を立案したのは、大日本帝国海軍連合艦隊司令長官・山本五十六大将であった。アメリカでの長期滞在経験がある山本五十六は、実は1928年の時点で既に真珠湾攻撃の構想を持っていたとされている。真珠湾のアメリカ海軍基地の構造についても、さらにそれ以前までに多数のスパイを送り込み詳細を把握していた。 1941年当時、真珠湾は、アメリカ極東陸軍司令官ダグラス・マッカーサーも「アメリカが太平洋にもっていた最も強力な軍事基地」と評するほどの要塞であり、さらにアメリカ海軍太平洋艦隊の主力に守られていた。そうした状況からアメリカ国内では、「日本軍がパールハーバーを攻撃して成功する確率は100万分の1しかない」といった記事も出回るほど日本軍を過小評価しており、実際に真珠湾攻撃を受けるその瞬間まで、確かに油断もあった。 一方で、日本海軍は真珠湾攻撃のための準備を着々と進める。真珠湾の浅瀬で航空機による雷撃を成功させるための超低空飛行訓練が各地で行われ、その結果、通常60m以上の水深が必要であったものを10m以下にまで引き下げることに見事成功した。また、この時、5隻の特殊潜航艇による魚雷攻撃も計画され、航空部隊と並行して襲撃訓練が進められた。 11月26日、真珠湾攻撃の実行役を引き受けた大日本帝国海軍連合艦隊・南雲機動部隊がハワイへ向け出撃。続くその航海の途上、12月2日17時30分、大本営より『ニイタカヤマノボレ一二〇八』が通達された。ニイタカヤマ(新高山)は、この当時日本領となっていた台湾の山の名前である。そしてこの電文は、大本営がついに太平洋戦争へ踏み切ったということを意味するものであった。 しかし真珠湾では、真珠湾攻撃の主目標としていたアメリカ海軍空母が次々と他の任務地へ出撃。さらに『ニイタカヤマノボレ一二〇八』発令後から真珠湾攻撃決行直前までの間に、残っていた最後の空母『レキシントン』も出撃し、偶然にも、真珠湾から全てのアメリカ海軍空母がいなくなってしまった。 12月7日、隠密航路をとる南雲機動部隊の『伊16型』潜水艦隊から特殊潜航艇5隻が発進。さらに8日1時30分、ハワイ近海に到達した南雲機動部隊の各空母から、計183機で編成された第一波空中攻撃隊が出撃し、続いて2時45分、第二波空中攻撃隊171機が出撃した。 太平洋戦争の始まりである。

真珠湾攻撃:全軍突撃!トラトラトラ

真珠湾攻撃 真珠湾攻撃のため南雲機動部隊から出撃した第一波空中攻撃隊が真珠湾に接近した12月8日2時15分頃、ハワイは現地時間でいえば12月7日の早朝であった。 いつも通りの日曜の朝に、オアフ島北端のレーダーステーションが突然、異変を察知する。このレーダーを操作していたのは訓練途上の二等兵2名で、無線情報センターにて彼らの報告を受けたのもまた、新米の少尉だったという。少尉は、自軍機の誤認だとあしらい、まさか日本軍の襲撃などとは夢にも思っていなかった。その後さらに、レーダーに尋常ではない凄まじい数の機影が現れたことを報告されても、「忘れろ」と受け流した。 3時22分(現地7時49分)、南雲機動部隊の第一波空中攻撃隊が真珠湾上空に到達。攻撃隊総指揮官が「全軍突撃」を命じ、ついに真珠湾攻撃が開始された。またこの時、南雲機動部隊の旗艦『赤城』には、「ワレ奇襲ニ成功セリ」を意味する暗号文『トラトラトラ』が打電された。 初弾はフォード島ホイラー飛行場へ投下された250kg爆弾。自軍機が上空を飛んでいると思い込んでいたアメリカ軍兵士たちも、その爆発でようやく事の重大さに気付く。奇襲によりパニックに陥る基地からアメリカ合衆国海軍省に向け、『Air Raid Pearl Harbor This Is No Drill !!!(真珠湾空襲、演習にあらず)』という電文が送られた。その際、報告を受けた海軍省のフランク・ノックス長官は、「こんなことはあり得ない」と驚愕したという。 真珠湾に停泊するアメリカ海軍太平洋艦隊に「全艦艇出撃せよ」と警報が出されるが、既に日本軍の第一波空中攻撃隊が続々と襲来していた。さらにこの時、密かに真珠湾に侵入していた特殊潜航艇部隊も攻撃を開始した。 まず戦艦『ウエストバージニア』に魚雷が命中。続いて2発の800kg爆弾が投下され、内1発が艦橋を貫通し炸裂、『ウエストバージニア』は大破炎上しながら沈没していった。 真珠湾攻撃で炎上する戦艦ウエストバージニア (真珠湾攻撃:炎上するウエストバージニア) この間、軽巡洋艦『ヘレナ』『ローリー』、機雷敷設艦『オグララ』、標的艦『ユタ』が魚雷を受け大破。『オグララ』『ユタ』は転覆した。続いて工作艦『ベスタル』も爆弾を受け大きく損傷。戦艦『アリゾナ』は砲弾火薬庫に爆弾が命中し凄まじい大爆発を起こす。さらに爆沈した船体から重油が漏れ出し、周辺は炎の海に。 真珠湾攻撃で大破した戦艦アリゾナ (真珠湾攻撃:大破したアリゾナ) 続けざまに集中攻撃を受けた戦艦『オクラホマ』は、特殊潜航艇が発射した魚雷が致命傷となり、瞬く間に転覆し沈没。『カリフォルニア』は爆弾により大破炎上し、『メリーランド』『テネシー』も損傷を負った。第一波空中攻撃隊はさらに各飛行場にも猛攻撃を加え、配置されていた122機ものアメリカ軍航空機を撃破した。 真珠湾攻撃の第一波により、パールハーバーは銃声と爆発、燃え上がる炎によって阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。 ゴルフの予定をキャンセルし駆けつけた太平洋艦隊司令長官ハズバンド・キンメル大将は、その絶望的な惨状をただ呆然と見つめていたが、その最中、自身も流れ弾を受ける。幸いその弾丸に勢いはなく、ただ軍服を黒く汚しただけであったが、この際、ハズバンド・キンメル大将は「いっそのこと、この弾が私を殺してくれたらよかったのに」と呟いたという。

真珠湾攻撃:第二波攻撃

12月8日4時24分(現地7日8時54分)、南雲機動部隊の第二波空中攻撃隊が真珠湾上空に到達し、真珠湾攻撃の第二波攻撃が開始される。しかしこの頃には、アメリカ軍も残存兵力を総動員し、対空機銃や高射砲、小銃まで使用し防空態勢を整えていた。 真珠湾を覆う大火災の黒煙と熾烈な防御砲火のなか、戦艦『ネバダ』に魚雷と多数の爆弾が命中する。『ネバダ』は大破したが、自ら浅瀬に座礁し沈没は免れた。そしてドック入りしていた戦艦『ペンシルベニア』も爆弾を受け中破。また、同様に収容されていた駆逐艦『ショー』『ダウンズ』『カッシン』にも爆弾が命中し、それぞれ大破。『ショー』は主砲弾薬庫が誘爆し大爆発を起こした。 真珠湾攻撃で爆発する駆逐艦ショー (真珠湾攻撃:爆発する駆逐艦ショー) 水上機母艦『カーチス』は対空戦闘を行っていたが、命中した爆弾により水上機格納庫が破壊され、さらに損傷した日本軍機の体当たりを受け大破した。 真珠湾攻撃におけるこの第二波攻撃では、アメリカ軍の熾烈な対空砲火により南雲機動部隊の航空戦力も多大なる損失を被った。また、独自に真珠湾に潜入し真珠湾攻撃に参加した5隻の特殊潜航艇は、4隻が撃沈され1隻は座礁。結果的に全滅することとなった。

真珠湾攻撃についての評価

この真珠湾攻撃だけでアメリカ軍は第一次世界大戦の3倍以上の死傷者を被り、約30万トン分の艦船が戦闘不能となり、さらに太平洋戦域における航空戦力の約70%を失った。フランクリン・ルーズベルト大統領は、真珠湾攻撃について、演説で「アメリカ合衆国にとって恥辱の日」と表現した。 一方で、それまで日本軍を三流の寄せ集めなどと見下していたアメリカ軍の兵士たちは、真珠湾攻撃当時、日本軍パイロットたちの技量を目の当たりにし驚愕していたという。建物から見下ろせたほどの巧みな超低空飛行、針の先に命中させるような超高精度の急降下爆撃など、明らかに認めざるを得ない能力の高さだった。 また、真珠湾攻撃については様々な評価が飛び交った。 真珠湾攻撃開始時の南雲機動部隊について「かつてどこの国の空軍も集結したことのない、最も危険な部隊」と評する声や、「攻撃はすばらしいやり方で実行された」などの他に、太平洋艦隊司令長官の任を解かれたハズバンド・キンメル大将も「この航空攻撃は見事に計画され、見事に実施された作戦だと言わなければならない」と評している。 アメリカの歴史学者ゴードン・ウィリアム・プランゲも、その著書に、"客観的な見方のできるアメリカ人は皆、日本の真珠湾攻撃が輝かしい海軍作戦であったことははっきり認めた"と記した。 しかし、太平洋戦争に踏み切ったという決断自体を愚かなものとする否定的な意見も多かったようである。また、真珠湾攻撃では結局、主目標としていた空母は1隻も沈めることができなかった。 大日本帝国海軍連合艦隊は、この真珠湾攻撃以降、アメリカ海軍太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツを相手に、幾多の海戦を戦略的に繰り広げていくこととなる。 チェスター・ニミッツは、ハズバンド・キンメルの後任として選ばれたのであるが、この際、妻から「あなたはいつも太平洋艦隊を指揮したがっていたものね」と祝福されたのに対し、「艦隊は海の底なんだよ」と返したという。 ▼海外の反応:真珠湾攻撃の真実についてアメリカ人たちが語る!陰謀説の真相とは?

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真珠湾攻撃での各国の被害状況

日本海軍>> ▽航空機:損失29機 損傷74機 アメリカ海軍>> 【沈没】:『アリゾナ』『オクラホマ』『カリフォルニア』『ウエストバージニア』『ユタ』『オグララ』 【大破】:『ネバダ』『ヘレナ』『ローリー』『ショー』『ダウンズ』『カッシン』『ベスタル』 【中破】:『ペンシルベニア』『カーチス』 【小破】:『メリーランド』『テネシー』『ホノルル』『ドビン』 ▽航空機:損失188機 損傷155機

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