Empress Augusta Bayww2:1943年11月2日

ブーゲンビル島沖海戦(エンプレス・オーガスタ湾海戦)/Battle of Empress Augusta Bay

ブーゲンビル島沖海戦

ブーゲンビル島沖海戦は、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)において、ブーゲンビル島沖に来襲した連合国軍を迎え討つべく発動されたろ号作戦と連動し勃発した艦隊戦である。別名「エンプレス・オーガスタ湾海戦」。 このブーゲンビル島沖海戦の後、周辺海域にて、日本軍とアメリカ軍の大規模な航空戦力同士が激突するブーゲンビル島沖航空戦が展開された。

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ブーゲンビル島沖海戦での各国の参加艦船

【日本海軍】 ■指揮官 「大森仙太郎少将」「伊集院松治少将」「大杉守一少将」 ▼重巡洋艦:2隻 『妙高』『羽黒』 ▼軽巡洋艦:2隻 『川内』『阿賀野』 ▼駆逐艦:6隻 『時雨』『五月雨』『白露』『長波』『初風』『若月』  VS 【アメリカ海軍】 ■指揮官 「アーロン・S・メリル少将」「アーレイ・バーク大佐」「バーナード・L・オースティン中佐」 ▼軽巡洋艦:4隻 『モントピリア』『クリーブランド』『コロンビア』『デンバー』 ▼駆逐艦:8隻 『チャールズ・オースバーン』『ダイソン』『スタンリー』『クラクストン』『スペンス』『サッチャー』『コンヴァース』『フート』

衝突事故多発のブーゲンビル島沖海戦

アーロン・S・メリル少将率いるアメリカ海軍第39任務部隊の乗員たちは10月31日以降ほとんど睡眠をとっておらず、疲弊しきった状態であった。そんな折の11月2日0時27分、『モントピリア』のレーダーが大日本帝国海軍連合艦隊の艦船を探知。アメリカ艦隊は駆逐艦部隊を4隻ずつに分け、直ちに迎撃態勢をとった。 0時45分、『川内』『時雨』もエンプレス・オーガスタ湾にて敵艦隊を発見した。その4分後、敵艦隊の砲撃による閃光を確認。ブーゲンビル島沖海戦の火蓋が切って落とされた。 まず、北方へ分かれた『チャールズ・オースバーン』『ダイソン』『スタンリー』『クラクストン』が大日本帝国海軍連合艦隊の襲撃部隊に向け計25本の魚雷を発射するも命中せず。アメリカ艦隊が南北に分離していると悟った大杉守一少将は、南方側の敵艦隊へ向け照明弾射撃を行った。 0時51分、『時雨』『五月雨』『白露』が敵巡洋艦へ向け魚雷を発射。しかしその直後、既に被弾していた『川内』が急接近し、それを避けようとした動きにより『五月雨』と『白露』が衝突。魚雷は巡洋艦ではなく駆逐艦の『フート』に命中し大破させた。また1時7分には『初風』が『妙高』と衝突しそれぞれ損傷を負った。 この混乱のなか『川内』は味方艦との衝突は回避したものの、アメリカ艦隊の集中砲火を浴び大破、航行不能となる。

ブーゲンビル島沖海戦でのアメリカ側の混乱

照明弾と吊光弾の光が雲に反射し周辺海域を薄明かりが照らすなか、1時18分、重巡洋艦『妙高』『羽黒』が砲撃・雷撃を開始。『デンバー』に砲弾が3発命中したものの、なんと3発とも不発だった。しかし1時34分、『スペンス』と『サッチャー』が衝突し、また『スペンス』に水線下で砲弾が命中、損害を与え速力を低下させた。 この後アメリカ艦隊側では、『妙高』と『羽黒』が味方であるとの誤報がもたらされたり、南方に分離した『スペンス』『サッチャー』『コンヴァース』『フート』を日本艦隊であると誤認し砲撃を開始するなど、さらなる混乱の極みに陥る。 衝突した際の損傷により航行不能となっていた『初風』は、隊形を整え直したアメリカ艦隊の砲撃を受け沈没。ただ一艦、戦場に取り残された『川内』も早朝の5時30分、静かに沈没していった。 11月3日、疲弊しきった状態でブーゲンビル島沖海戦を乗り切りツラギ島に帰投したアメリカ海軍第39任務部隊の面々は疲労の限界を超えており、「何が必要か?」という基地からの呼びかけに対し「睡眠だ」と答えたという。

ブーゲンビル島沖海戦での各国の被害状況

日本海軍>> 【沈没】:『川内』『初風』 【小破】:『妙高』『羽黒』『五月雨』『白露』 アメリカ海軍>> 【大破】:『フート(航行不能)』 【小破】:『デンバー』『スペンス』『サッチャー』

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