重巡洋艦【足柄/Ashigara】竣工:1929年8月20日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :重巡洋艦『足柄』

大日本帝国海軍連合艦隊の重巡洋艦【足柄/Ashigara】

重巡洋艦『足柄/あしがら』は、大日本帝国海軍妙高型重巡洋艦の3番艦。神奈川県箱根の足柄山に由来するこの艦名は、海上自衛隊あたご型護衛艦の2番艦『あしがら』にも受け継がれている。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、スラバヤ沖海戦で活躍し、第二南遣艦隊旗艦となってからはシンガポール方面での活動に従事した。終戦間近の1945年6月7日、イギリス海軍潜水艦『トレンチャント』の雷撃を受け沈没。

日本海軍:重巡洋艦『足柄』の性能

重巡洋艦足柄は1925年4月11日に神戸川崎造船所にて起工、1929年8月20日に竣工した。主機は純国産の艦本式ギヤード・タービンを搭載。主砲は防熱板付きの20cmD型連装砲を採用した。その後、足柄は改装によってカタパルトを増設し偵察機の搭載可能数が増えたほか、主砲を口径203mmに換装、高角砲や魚雷発射管を一新、レーダーや対空機銃を増設するなど武装が強化された。 足柄は、1937年5月20日にイギリスで行われたジョージ6世戴冠記念観艦式に招待艦として派遣された際、「飢えた狼」という異名を付けられたとされる。気品やゆとりがないといった意味合いであったが、その一方で「高速で兵装の強力な艦」とも評価された。 ■全長:203.76m ■全幅:20.73m ■乗員:704名 ■排水量:13,000t ■巡航能力 □速力:33.0kt □航続距離:12,964km(14kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式20.3cmD型連装砲:5基 □40口径八九式12.7cmA1型改Ⅰ連装高角砲:4基 □九六式25mm連装機銃:4基 □九三式13mm連装機銃:2基 □九二式61cm1型4連装水上発射管:4基 □九三式魚雷:24本 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型:1基 □仮称2号電波探信儀2型:2基 □三式1号電波探信儀3型:1基 ■搭載機 □水上偵察機:3機

『足柄』が参加した海戦
スラバヤ沖海戦 太平洋戦争初の大規模艦隊戦!
レイテ沖海戦 全艦出撃!さらば連合艦隊
ミンドロ島沖海戦 ミンドロ島奪回のため礼号作戦発令!

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