大日本帝国海軍 連合艦隊 :軽巡洋艦『八十島/平海』
『八十島/やそしま』は、日中戦争で大日本帝国海軍航空隊が撃破し(江陰海戦)、鹵獲した軽巡洋艦。もともとは中華民国海軍寧海級巡洋艦の2番艦『平海』だった。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)末期に『八十島』と改名され、第一輸送戦隊旗艦として輸送任務に従事した。1944年11月25日、フィリピン諸島ルソン島西岸にてアメリカ軍空母艦載機の空襲を受け戦没。
『八十島/やそしま』は、日中戦争で大日本帝国海軍航空隊が撃破し(江陰海戦)、鹵獲した軽巡洋艦。もともとは中華民国海軍寧海級巡洋艦の2番艦『平海』だった。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)末期に『八十島』と改名され、第一輸送戦隊旗艦として輸送任務に従事した。1944年11月25日、フィリピン諸島ルソン島西岸にてアメリカ軍空母艦載機の空襲を受け戦没。
軽巡洋艦平海は1931年7月9日に上海市の江南造船にて起工、1936年6月18日に竣工した。主機は三段膨張式レシプロエンジン2基を搭載。主砲として50口径三年式14cm連装砲3基、副砲は40口径三年式8cm単装高角砲3基を装備していた。 八十島に改名してからは外洋航海に耐えうるよう艦上構造物を一新。主砲は撤去され、副砲は45口径十年式12cm単装高角砲に変更、対空機銃を増強したほか、対潜兵装が追加された。また、デリックを装備し船体も大きかったことから、輸送任務時は大発動艇を搭載したとされる。 ■全長:106.7m ■全幅:11.95m ■乗員:361名 ■排水量:2,448t ■巡航能力 □速力:21.0kt □航続距離:9,260km(12kt) ■戦時最終兵装 □45口径十年式12cm単装高角砲:3基 □九六式25mm3連装機銃:5基 □九六式25mm連装機銃:4基 □九三式25mm単装機銃:12挺 □九三式13mm単装機銃:8挺 □爆雷:18個