大日本帝国海軍 連合艦隊 :軽巡洋艦『大淀』
大日本帝国海軍の軽巡洋艦『大淀/おおよど』は、ごく一時的ながらも連合艦隊旗艦を務めた最後の艦艇である。艦名は鹿児島県・宮崎県を流れる大淀川に由来する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)中期までは輸送任務に従事し、その後、1944年5月~9月まで連合艦隊司令部の役割を果たした。1945年7月28日の呉軍港空襲で大破横転し、そのまま終戦を迎えた。
大日本帝国海軍の軽巡洋艦『大淀/おおよど』は、ごく一時的ながらも連合艦隊旗艦を務めた最後の艦艇である。艦名は鹿児島県・宮崎県を流れる大淀川に由来する。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)中期までは輸送任務に従事し、その後、1944年5月~9月まで連合艦隊司令部の役割を果たした。1945年7月28日の呉軍港空襲で大破横転し、そのまま終戦を迎えた。
軽巡洋艦大淀は1941年2月14日に呉海軍工廠にて起工、1943年2月28日に竣工した。主機は純国産の艦本式オールギヤードタービン4基を搭載。主砲は初速920m/sを実現し操作性も優秀な60口径三年式15.5cm3連装砲を採用した。副砲には長砲身で射程が長い65口径九八式10cm連装高角砲を採用しており、大淀の特徴ともなっている。 1944年、大淀を連合艦隊旗艦とするための改装が行われた。この際、水上機格納庫を司令部施設とし、カタパルトが二式1号10型から呉式2号5型へ変更された。また、レーダーも増設され警戒能力が向上した。 ■全長:192.00m ■全幅:16.60m ■乗員:782名 ■排水量:11,433t ■巡航能力 □速力:35.199kt □航続距離:19,103km(18kt) ■戦時最終兵装 □60口径三年式15.5cm3連装砲:2基 □65口径九八式10cmA型改1連装高角砲:4基 □九六式25mm3連装機銃:12基 □九六式25mm単装機銃:21挺 □爆雷:6個 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型:1基 □仮称2号電波探信儀2型:2基 □三式1号電波探信儀3型:1基 ■搭載機:2機 □零式水上偵察機 □瑞雲水上偵察機
『大淀』が参加した海戦 | |
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レイテ沖海戦 | 全艦出撃!さらば連合艦隊 |
ミンドロ島沖海戦 | ミンドロ島奪回のため礼号作戦発令! |
呉軍港空襲 | 全艦対空戦闘用意!日本海軍最後の戦い |