練習巡洋艦【香椎/Kashii】竣工:1941年7月15日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :練習巡洋艦『香椎』

大日本帝国海軍連合艦隊の練習巡洋艦【香椎/Kashii】

練習巡洋艦『香椎/かしい』は、大日本帝国海軍連合艦隊香取型練習巡洋艦の3番艦。艦名の香椎は福岡県福岡市の香椎宮に由来している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)開戦後は連合艦隊:第一南遣艦隊旗艦を務め、南方作戦などに参加。戦争末期には対潜掃討艦へと改装が行われ海上護衛総司令部部隊に編入、主に船団護衛に従事した。1945年1月12日、ベトナムのキノン湾北方にて、アメリカ海軍空母艦載機による空襲を受け沈没。

日本海軍:練習巡洋艦『香椎』の性能

練習巡洋艦香椎は1938年10月6日に三菱重工業横浜船渠にて起工、1940年5月31日に竣工した。主機は純国産の艦本式2段減速タービン2基と、勉学用に艦本式22号10型ディーゼルエンジン2基も搭載。主砲は軽量で設置が容易な50口径三年式14cm砲を採用した。 練習艦である香椎は武装は少なめで装甲が無く速力も低いが、幅広の船体各部に候補生の実習用のスペースが設けられていたことが特徴として挙げられる。 しかし1944年、対潜掃討艦へと改装が行われると、武装が大幅に増強されたほか、各種レーダーも装備したことで特に対空・対潜戦闘力、警戒能力が向上した。 ■全長:133.50m ■全幅:16.70m ■乗員:505名 ■排水量:6,720t ■巡航能力 □速力:18.0kt □航続距離:12,964km(12kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式14cm連装砲:2基 □40口径八九式12.7cm連装高角砲:3基 □九六式25mm3連装機銃:4基 □九六式25mm連装機銃:4基 □九六式25mm単装機銃:10挺 □九三式13mm単装機銃:8挺 □片舷爆雷投射機:8基 □爆雷投下軌道:2条 □爆雷:300個 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型 □仮称2号電波探信儀2型:1基 □電波探知機:2基 ■搭載機 □九四式水上偵察機:1機

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