大日本帝国海軍 連合艦隊
:航空機『九四式水上偵察機』
※写真画像:九四式二号水上偵察機
『九四式水上偵察機/九四式水偵』は、大日本帝国海軍連合艦隊が運用した航空機である。英名はKawanishi E7K。川西航空機が設計を行い、水上偵察機として530機が生産された。抜群の安定性と航続力を有し、1935年以降、巡洋艦や水上機母艦の主力搭載機となる。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)時には既に旧式化していたが、それでも終戦まで連絡や哨戒、船団護衛などの任務で運用した。また、一式標的機の母機として使用された機体も存在した。
日本海軍「九四式2号水上偵察機」の性能
九四式水上偵察機は、金属製の骨組みに羽布張りの胴体と翼、ジュラルミン製のフロートで構成された複葉機であった。空気抵抗が少なく安定性は良好、航続性能にも優れていたとされる。
発動機は、初期機体は水冷エンジンを搭載していたが、後に三菱重工業の瑞星空冷複列星型エンジンに換装され、九四式2号水上偵察機として採用された。
■全長:10.41m
■全幅:14.00m
■全高:4.81m
■翼面積:43.60m2
■自重:1,984kg
■全備重量:3,000kg
■飛行能力
□最高速度:275km/h
□航続距離:2,200km
■基本武装
□7.7mm固定機銃:1挺
□7.7mm旋回機銃:2挺
▼選択武装
□60kg爆弾:2発
□30kg爆弾:4発
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