大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『九七式輸送飛行艇』
『九七式輸送飛行艇/九七式大艇』は、大日本帝国海軍が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機。九七式飛行艇を輸送機型に改造した機体である。川西航空機が設計を行い、輸送機として38機が生産された。人員輸送で活躍し、海軍甲事件直前に山本五十六連合艦隊司令長官をラバウルへ移送した機体としても知られる。
『九七式輸送飛行艇/九七式大艇』は、大日本帝国海軍が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機。九七式飛行艇を輸送機型に改造した機体である。川西航空機が設計を行い、輸送機として38機が生産された。人員輸送で活躍し、海軍甲事件直前に山本五十六連合艦隊司令長官をラバウルへ移送した機体としても知られる。
九七式輸送飛行艇は、九七式飛行艇をベースにリクライニングシートや旅客窓、調理室の設置といった改造を施し、17名を空輸可能とした機体である。発動機は三菱重工業の金星43型(または46型)空冷星型エンジン。 九七式輸送飛行艇のうち18機はさらに機内が改装され、1941年1月に川西式四発飛行艇という名称へ変更、大日本航空の定期便に利用された。しかし太平洋戦争が始まると川西式四発飛行艇も全機が徴用され、日本海軍が運用することとなった。 ■全長:24.90m ■全幅:40.00m ■全高:6.27m ■翼面積:170.00m2 ■自重:12.025kg ■全備重量:17.100kg ■飛行能力 □最高速度:333km/h □航続距離:4,328km(※過荷重時) ■基本武装:無し