大日本帝国海軍 連合艦隊
:航空機『二式陸上偵察機』
※写真画像:二式陸上偵察機一一型
『二式陸上偵察機/二式陸偵』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機。試作機の「十三試双発陸上戦闘機」から一部の武装を撤去し偵察用カメラを装備、さらに操縦席や燃料タンクに防弾装備を追加した機体である。その後、アメリカ軍爆撃機「B-17」迎撃用に斜銃2挺を装備した機体が初戦で敵機2機を撃墜、戦闘力が高いと判断され、『二式陸上偵察機』の一部は夜間戦闘機「月光」となった。
日本海軍「二式陸上偵察機」の性能
二式陸上偵察機は、長距離出撃用に開発された十三試双発陸上戦闘機を偵察機へと改造した機体である。その際、偵察用カメラの装備、操縦席や燃料タンクに防弾装備の追加などが施されたとされる。発動機は、中島飛行機の栄21型空冷星型エンジン。
二式陸上偵察機は十三試双発陸上戦闘機を原型としているが、別の派生型として、B-17迎撃用に斜銃を装備した実験も行われ、結果が良好であったことから、それが夜間戦闘機月光の誕生にもつながった。また、二式陸上偵察機の一部も斜銃を装備し月光へと改造された。
■全長:12.177m
■全幅:16.98m
■全高:4.56m
■翼面積:40.0m2
■自重:4,582kg
■全備重量:7,250kg
■飛行能力
□最高速度:507.4km/h
□航続距離:3,745km(過荷重)
■基本武装
□九九式20mm2号3型固定機銃:機首1挺
□九七式7.7mm固定機銃:機首2挺
□7.7mm旋回機銃:後下方1挺
□250kg爆弾:2発
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