大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『秋水/局地戦闘機』

ロケット局地戦闘機『秋水/しゅうすい』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用しようとしていた航空機。英名はMitsubishi J8M。ドイツ空軍「メッサーシュミット Me163」をベースに三菱航空機が設計を行い、陸上戦闘機として試作機7機が製作された。しかしテスト飛行中の事故や、ロケットエンジンの爆発によって計画は頓挫し、実戦で活躍する機会はなかった。
機体名である秋水は、岡野勝敏少尉の「秋水三尺露を払う」という短歌に由来する。ちなみに秋水とは、"研ぎ澄まされた刀"を意味する。
終戦後、『秋水』はアメリカ軍に接収され、現在はそのうちの1機が、カリフォルニア州「プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館」に展示されている。ほぼ完全な状態で現存しているのはこの1機のみであるという。