大日本帝国海軍 連合艦隊
:航空機『彩雲/艦上偵察機』
艦上偵察機『彩雲/さいうん』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機。機体名の彩雲とは、太陽によって雲が虹色に彩られる現象を意味する。英名はNakajima C6N。各国が偵察や索敵を戦闘機・攻撃機に兼務させるなか、あえて偵察専用機として中島飛行機と日本飛行機が設計・製造を行い、398機が生産された。
1944年6月から実戦配備され強行偵察や哨戒任務で活躍、アメリカ海軍戦闘機「F6F」を振り払った際には「我ニ追イツク敵機無シ」という名言を残している。実際、終戦後に計測された数値では、実用化された日本海軍航空機では最速の694.5km/hを記録した。
現存機として、2015年12月にミクロネシア連邦チューク州のウエノ島で、海底15mに沈む『彩雲』が発見されている。
日本海軍「彩雲11型/艦上偵察機」の性能
彩雲は、直線的に構成されたスリムな胴体、面積を抑えた層流翼、長直径のプロペラ、長い主脚などが特徴的な艦上偵察機である。高速性能が重視された設計であったという。発動機は中島飛行機と日本海軍航空技術廠が開発した誉21型空冷星型エンジン。
量産された彩雲11型のほか、誉22型エンジンに換装した試作機や、誉24ル型エンジンを搭載した試製彩雲改も存在したとされる。
■全長:11.15m
■全幅:12.50m
■全高:3.96m
■翼面積:25.50m2
■自重:2,908kg
■全備重量:4,500kg
■飛行能力
□最高速度:609km/h
□航続距離:5,308km(増槽あり)
■基本武装
□一式7.92mm旋回機銃:胴体1挺
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