大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『藤花/特殊攻撃機』
特殊攻撃機『藤花/とうか』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用しようとしていた航空機である。英名はNakajima Ki-115。中島飛行機が開発した陸軍航空機「剣」を海軍仕様に改造し、特殊攻撃機『藤花』として大量配備する計画であった。しかし「剣」は115機が生産されたものの、『藤花』は生産に至らないまま終戦を迎えた。
特殊攻撃機『藤花/とうか』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用しようとしていた航空機である。英名はNakajima Ki-115。中島飛行機が開発した陸軍航空機「剣」を海軍仕様に改造し、特殊攻撃機『藤花』として大量配備する計画であった。しかし「剣」は115機が生産されたものの、『藤花』は生産に至らないまま終戦を迎えた。
藤花は、日本陸軍の剣をベースに、発動機を三菱重工業の金星空冷星型エンジンに換装し生産する予定であった特殊攻撃機である。資材不足のなかでの量産を考慮し、鋼・木材・予備品を使った簡素な構造で、主脚は離陸後投棄、唯一の武装である爆弾は胴体下面に埋め込み手動で投下するという設計であった。 特攻兵器に分類されているが、体当たり専用ではなく、間に合わせの材料で生産できるよう設計された小型高速爆撃機であったともいわれている。 ▼キ115 剣 ■全長:8.55m ■全幅:8.60m ■全高:3.30m ■翼面積:12.40m2 ■自重:1,690kg ■全備重量:2630kg ■飛行能力 □最高速度:550km/h □航続距離:1,200km ▼選択武装 □800kg爆弾:1発 □500kg爆弾:1発