大日本帝国海軍 連合艦隊
:航空機『零式小型水上偵察機』
『零式小型水上偵察機/零式小型水偵』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機。『零式小型水上機』とも呼ばれる。英名はYokosuka E14Y。潜水艦搭載用の水上機として海軍航空技術廠が設計を行い、138機が生産された。容易に組み立てが可能であり、発進までに10分程度しか要しなかったという。アメリカ本土攻撃に参加した潜水艦にも搭載され、第二次世界大戦で唯一、アメリカ本土空襲を行った航空機として知られている。
日本海軍「零式小型水上偵察機」の性能
零式小型水上偵察機は、木製と金属製混合の骨組みに羽布張りの機体で、下部には金属製の双フロートを備えていた。発動機は日立航空機の天風12型空冷星型エンジンを搭載。九六式小型水上機の後継機として開発された単葉機である。
潜水艦搭載用の水上機であるため、潜水艦の格納庫へ収まるよう垂直尾翼の高さは低めに設計されたほか、主翼の折りたたみなどは容易になるよう様々な工夫がなされていたという。
■全長:8.53m
■全幅:10.98m
■全高:3.39m
■翼面積:19.00m2
■自重:1,119kg
■全備重量:1,450kg
■飛行能力
□最高速度:246km/h
□航続距離:882km
■基本武装
□九二式7.7mm機銃:1挺
□60kg爆弾:2発
「零式小型水上偵察機」が出撃した海戦 |
アメリカ本土攻撃 |
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