大日本帝国海軍 連合艦隊
:航空機『月光/夜間戦闘機』
※写真画像:月光11甲型
夜間戦闘機『月光/げっこう』は、大日本帝国海軍連合艦隊が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機。英名はNakajima J1N。中島飛行機が開発した『二式陸上偵察機』に斜銃を装備した結果、実戦で相応の戦果を上げたことから、夜間戦闘機『月光』として正式に採用された。『月光』は、派生型を含め計477機が生産され、終戦時にも40機が残存していたという。
現存機として、アメリカのワシントンにある「国立航空宇宙博物館」の別館「スティーヴン・F・ウドヴァー・ヘイジーセンター」に展示・保存されている機体がある。
日本海軍「月光/夜間戦闘機」の性能
月光は、二式陸上偵察機または十三試双発陸上戦闘機に斜銃を装備し、夜間戦闘機へと改造した機体である。発動機は、中島飛行機の栄21型空冷星型エンジン。斜銃により、大型爆撃機の弱点とされる後ろ下方から容易に攻撃することができ、月光は実戦においてアメリカ軍爆撃機B-29、B-24、B-17を多数撃墜した。
また、月光11型の派生型として、斜銃を上向きのみ3挺とした月光11甲型と呼ばれる機体も存在した。
■全長:12.13m
■全幅:17.00m
■全高:4.56m
■翼面積:40.0m2
■自重:4,562kg
■全備重量:7,527kg
■飛行能力
□最高速度:507.4km/h
□航続距離:2,547km/3,778km(過荷重)
■基本武装
□九九式20mm2号3型固定機銃:上向き2挺
□九九式20mm2号3型固定機銃:下向き2挺
□250kg爆弾:2発
「月光/夜間戦闘機」が出撃した海戦 |
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