大日本帝国海軍 連合艦隊
:水上機母艦『能登呂』
『能登呂/のとろ』は、大日本帝国海軍の水上機母艦である。艦名の能登呂は、樺太(サハリン)の西能登呂岬に由来する。当初は給油艦であったが、1924年に佐世保海軍工廠にて水上機母艦へ改造された。ただし給油艦としての機能も残され、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では航空機輸送と重油輸送を兼任した。1944年6月29日、シンガポール南東沖にてアメリカ海軍潜水艦『フラッシャー』の雷撃を受け大破、修理のためシンガポールに入港する。しかし11月5日、さらにアメリカ軍機の爆撃を受け大破し、そのまま終戦を迎えた。
日本海軍:水上機母艦『能登呂』の性能
能登呂は、もともとは知床型給油艦の1番艦であったが、1924年に水上機母艦へと改装された。ただし給油艦としての機能も残しており、太平洋戦争中は航空機輸送だけでなく重油輸送においてもその能力を発揮した。ちなみに開戦時には搭載機全てを降ろされていたため、航空機を用いて戦闘に参加することはなかった。
■全長:143.48m
■全幅:17.68m
■乗員:305名
■排水量:12,786t
■巡航能力
□速力:12.0kt
□航続距離:14,816km(8kt)
■戦時最終兵装
□45口径十年式12cm単装高角砲:2基
□九六式25mm連装機銃:4基
□九三式13mm連装機銃:2基
■搭載機
□九五式水上偵察機
□九四式水上偵察機
■積載能力
□重油庫内:8,453t
□サンマータンク:1,145t
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