大日本帝国海軍連合艦隊：航空母艦『龍鳳』

空母『龍鳳／りゅうほう』は、公式には瑞鳳型航空母艦とされているが、当初は潜水母艦『大鯨』として竣工した。就役後しばらくは潜水艦と共に活動し、太平洋戦争（大東亜戦争・第二次世界大戦）開戦後に空母へと改造される。以降、大日本帝国海軍連合艦隊の貴重な戦力として活躍しつつ、終戦まで生き延びた。

日本海軍：空母『龍鳳』の性能

龍鳳は1934年3月31日に潜水母艦として竣工したが有事の際はいつでも航空母艦へ改造できるよう設計されていた。1941年に太平洋戦争が勃発すると空母への改装が開始され、1942年11月30日に完了。この際、問題の多かった11号ディーゼルエンジンを取りやめ純国産の艦本式タービンへ換装し、速力が大幅に向上した。また、戦争末期には対空兵装を増強したほか、各種レーダーも装備し対空戦闘能力や探知能力が向上した。 ■全長：215.65m ■全幅：23.0m ■乗員：989名 ■排水量：16,700t ■巡航能力 □速力：26.2kt □航続距離：21,002km（10.5kt） ■戦時最終兵装 □40口径八九式12.7cmA1型改Ⅱ連装高角砲：4基 □九六式25mm3連装機銃：10基 □九六式25mm連装機銃：4基 □九六式25mm単装機銃：23挺・移動式1挺 □九三式13mm単装機銃：6挺・移動式12挺 □12cm28連装噴進砲：6基 □爆雷：6個 ■レーダー □二式2号電波探信儀1型：1基 □三式1号電波探信儀3型：1基 □電波探知機：2基 ■搭載機：常用24機 □零式艦上戦闘機：18機 □九七式艦上攻撃機：6機