大日本帝国海軍 連合艦隊
:潜水艦『伊1/伊号第一潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊1/伊号第一潜水艦』は、伊一型潜水艦(巡潜1型)の1番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では哨戒活動や輸送任務に従事し、アメリカ海軍の水上機母艦『ハルバード』を撃破、オランダ貨物船『シアンタル』を撃沈するなどの戦果を上げた。1943年1月29日、ニュージーランド海軍掃海艇『モア』『キーウィ』と交戦し大破、ガダルカナル島カミンボ沖で放棄された。後に連合国軍によって調査され、『伊1』の船体から多くの暗号書、機密文書が流出した。
日本海軍『伊1/伊号第一潜水艦』の性能
伊号第一潜水艦は1923年3月12日に川崎造船所にて起工、1926年3月10日に竣工した。ドイツ海軍潜水艦U142型をベースに建造され、主機はMAN社設計のラ式(ラウシェンバッハ式)2号ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。
■全長:97.50m
■全幅:9.22m
■乗員:60名
■排水量:2,791t
■巡航能力
□水上速力:18.8kt
□水中速力:8.1kt
□潜航深度:75m
□航続距離:45,189km(10kt)
■戦時最終兵装
□40口径十一年式14cm単装砲:2門
□九二式7.7mm機銃:1挺
□一五式53cm魚雷発射管:艦首4門・艦尾2門
□魚雷:22本
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