潜水艦【伊372/I-372】竣工:1944年11月8日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊372/伊号第三百七十二潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊372/伊号第三百七十二潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊372/伊号第三百七十二潜水艦』は、伊361型潜水艦(潜輸大型)の12番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では輸送任務に従事した。1945年7月18日、横須賀空襲で戦没。

日本海軍『伊372/伊号第三百七十二潜水艦』の性能

伊号第三百七十二潜水艦は1944年2月10日に横須賀海軍工廠にて起工、1944年11月8日に竣工した。伊372は、離島への隠密輸送を目的として設計された輸送用潜水艦で、潜輸大型あるいは丁型とも呼ばれた。敵艦のレーダー波を海面に逸らすよう艦橋下部が逆台形となっているのが特徴である。 主機は純国産で量産型の艦本式23号乙8型ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。また、対水上警戒レーダーである22号電探や逆探を竣工時から装備していた。 伊372は輸送スペース確保のために水雷兵装は搭載せず、竣工時から艦内積載能力が90tであった。 ■全長:73.5m ■全幅:8.9m ■乗員:55名 ■排水量:1,779t ■巡航能力 □水上速力:13.0kt □水中速力:6.5kt □潜航深度:75m □航続距離:27,780km(10kt) ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲:1門 □九六式25mm単装機銃:1挺 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 □電波探知機 ■最大積載能力 □艦内:90t □艦外:20t

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