潜水艦【伊1Ⅱ/I-1Ⅱ】工程40%で建造中止

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊1Ⅱ/伊号第一潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊1Ⅱ/伊号第一潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊1Ⅱ/伊号第一潜水艦』は、伊13型潜水艦(巡潜甲型改Ⅱ)の4番艦。伊1は、艦名としては2代目である。未完成のまま終戦を迎え、太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で活躍する機会はなかった。1945年9月18日、兵庫県神戸市敏馬沖にて、枕崎台風による被害を受け沈没。

日本海軍『伊1Ⅱ/伊号第一潜水艦』の性能

伊号第一潜水艦は1943年6月24日に川崎重工業泉州工場にて起工したが、工程40%で工事中止となり竣工することはなかった。伊十三型は、巡潜甲型に水上攻撃機の晴嵐を搭載できるよう改装された艦級で、巡潜甲型改Ⅱとも呼ばれた。 計画では、主機は低出力だが量産しやすい艦本式22号10型ディーゼル2基を採用。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用していた。 ■全長:113.70m ■全幅:11.70m ■乗員:108名 ■排水量:3,603t ■巡航能力 □水上速力:16.7kt □水中速力:5.5kt □潜航深度:100m □航続距離:38,892km(16kt) ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲:1門 □九六式25mm連装機銃:2基 □九六式25mm単装機銃:1挺 □九五式53cm魚雷発射管:艦首6門 □魚雷:12本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型:1基 □三式1号電波探信儀3型:1基 ■ソナー □水中聴音機:1基 ■搭載機 □晴嵐特殊攻撃機:2機

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