潜水艦【伊53/I-53】竣工:1944年2月20日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊53/伊号第五十三潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊『伊53/伊号第五十三潜水艦』

大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊53/伊号第五十三潜水艦』は、伊52型潜水艦(丙型改)の2番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では特攻兵器「回天」を搭載し、回天攻撃隊として出撃、アメリカ海軍駆逐艦『アンダーヒル』を撃沈するなどの戦果を上げた。その後も前線で戦い続け、最後は呉で終戦を迎えた。

日本海軍『伊53/伊号第五十三潜水艦』の性能

伊号第五十三潜水艦は1942年5月15日に呉海軍工廠にて起工、1944年2月20日に竣工した。主機は中型潜水艦用で量産しやすい艦本式22号10型ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。 伊52型は、艦前部と後部甲板に主砲を1門ずつ配置し砲撃力を強化したほか、航続力にも優れた巡洋潜水艦で、巡潜丙型改とも呼ばれた。 戦争末期、伊53は主砲を撤去し回天搭載設備を装備したほか、対水上警戒レーダーである22号電探や対空警戒レーダーの13号電探、逆探も装備したとされる。 ■全長:108.7m ■全幅:9.30m ■乗員:94名 ■排水量:2,564t ■巡航能力 □水上速力:17.7kt □水中速力:6.5kt □潜航深度:100m □航続距離:38,892km(16kt) ■戦時最終兵装 □九六式25mm連装機銃:1基 □九五式53cm魚雷発射管:艦首6門 □九五式魚雷:17本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □三式1号電波探信儀3型 □電波探知機 ■ソナー □九三式水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基 ■搭載艇 □回天:6隻

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